平成20年度U-14北海道・旭川地区リーグ兼第7回会長杯秋季リーグ (第24回全道中学(U−14)サッカー大会旭川地区予選)

準決勝 10月18日(土)
永山南2−2(0−1)<PK5-4>啓 北
得点者 山本(37分,43分)(永)藤原(5分,39分)(啓)
永山南 GK松元 DF上用,萩谷,鈴木,登野 MF梶谷,猪又,藤原,山本 FW橋本,前田 交代/FP近藤
啓 北 GK永井 DF斉藤,干場,片石,高橋 MF若田,保田,西根,西山 FW笠原,藤原
主審/嵯峨(北門) 副審/村上(永山),西川(上富良野) 第4審/松本(北都)
【戦評/小林(緑が丘)】 午前中の雷雨の影響でところどころに水たまりの残る状況で試合は開始された。永山南はMF山本,FW橋本の個人技とスピードで開始早々から右サイドを崩し攻めに入る。しかし5分いきなりのカウンターをくらう。啓北DF片石のロングボールを中央に位置したFW笠原が絶妙のタイミングでトラップ。中央を突破しシュート,水たまりでとまったボールをFW藤原が蹴りこみ先制する。両チーム共にアプローチが速くラストパスにうまくつなげないまま一進一退の攻防が続く。啓北は藤原,笠原にボールを集め中央,サイドと巧みな攻撃を展開。対する永南は前線へ大きなパスを送り素早い攻撃をしかける。ポゼッションの高さはやや啓北が上回る状況で前半は終了。 後半永南は中盤でパスを細かくつなぎ前線へと効果的なパスを送り込み,DFのすれを見逃さずシュートをねらう場面が続く。37分にはCKの混戦からルーズになったボールを山本がゴール前で蹴りこみ同点に追いつく。しかし39分やや押され気味の啓北は藤原が左サイドを突破。アーリークロスを入れるとボールはそのままゴールに吸い込まれ再び勝ち越す。再び1点を追う永南だが,途中出場のFW近藤が果敢に攻め入りCKを奪った43分,近藤のCKを山本がダイレクトで合わせ同点に追いつく。同点に追いついた永南の勢いは続き,啓北陣内での攻防は続く。50分過ぎになると啓北は疲れの見えた永南陣内へと徐々に攻め入るが,永南DFの粘り強い守りにあいシュートを打たせてもらえない。終了間際には永南の近藤がドリブルで啓北ゴールに攻め入るが,GK永井の攻守に阻まれ得点を奪えない。数度のCKのチャンスも得点に結びつけることができず後半は終了。試合は延長戦へと突入する。 延長戦は両チーム共に緊張感の保たれた状況で一進一退の攻防。スピードのある攻撃で相手ゴールに迫る場面が見られたが,集中力ある守りで互いに譲らず無得点のまま試合はPKへ。結局PK戦の結果5対4で永山南が勝ち決勝へと駒を進めた。


緑が丘1−0(1−0)広 陵
得点者 相澤(17分)(緑)
警 告 富樫(広)
緑が丘 GK吉田 DF佐藤,館山,大田,酒井 MF横田,篠原,豊田,猪川 FW相澤,國本 交代/FP森川,久保,田端,藤原
広 陵 GK大家 DF錦戸,大沼,竹内,上川 MF水野,甲斐,槙,寺村 FW吉田,富樫 交代/FP渡辺
主審/柴田(北星) 副審/西川(上富良野),篠永(北都) 第4審/宮越(永山南)
 【戦評/則末(啓北)】 序盤からMF豊田を中心にボールを支配する緑が丘が押し込む展開となる。しかし,開始直後こそゴール前の混戦からチャンスがあったものの,次第に広陵が集中した守備を見せる。広陵は富樫,吉田のツートップのスピードを生かして攻めようとするが,緑が丘守備陣も館山が堅実に対応しシュートまでには至らせない。17分緑が丘は右サイドでフリーとなった横田にパスが出る。中へ切り返した横田が縦にボールを入れると,走り込んだ相澤が中央へワンステップ切り返し左足でシュート。ボールはゴール右上にたたき込まれ緑が丘が先制する。その後,試合は膠着状態になるが,緑が丘は時折左サイドから崩しにかかる。21分にはDF酒井のオーバーラップからゴール前にセンタリングを送りあわやという場面をつくる。25分には豊田のパスから横田が突破,26分には豊田のパスから篠原がシュート。ロスタイムにも横田のクロスボールから猪川がきわどいチャンスをつかむがどうしても追加点をあげられず前半は終了する。 後半も緑が丘が押しながらも広陵の粘り強い守備にあい,膠着状態が続く。しかし,緑が丘は左サイドバックの酒井,MFの篠原がボールを落ち着かせ,MF豊田の左右への展開から次第にシュートチャンスが多くなる。44分には田端のスルーパスから猪川が抜け出しシュートを放つが,広陵GK大屋がブロックする。一方の広陵も48分には右サイドから左サイドに流れたボールを槙がシュートを放つがボールはバーの上を越える。しかし,ボール支配率に勝る緑が丘は広陵の足が止まりだしたのに乗じ,次々とチャンスを作り出す。50分には豊田のパスに反応した猪川が抜け出しシュートを放とうとするが,ここは広陵上川がよく戻ってスライディングする。52分には豊田のパスから相澤がシュート。56分には佐藤のロビングから藤原がシュートを放つがGK大屋が防ぐ。広陵も58分に大沼のFKからあわやというチャンスをつくるが,緑が丘GK吉田が落ち着いてキャッチ。結局広陵の攻撃陣を館山,太田のCBが完封。緑が丘が勝ち,明日の決勝に進んだ。


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