平成20年度U-14北海道・旭川地区リーグ兼第7回会長杯秋季リーグ (第24回全道中学(U−14)サッカー大会旭川地区予選)

決勝 10月19日(日)
緑が丘3−1(1−0)永山南
得点者 豊田(18分,37分),森川(55分)(緑)山本(59分)(永)
緑が丘 GK吉田 DF佐藤,館山,大田,酒井 MF横田,篠原,豊田,猪川 FW相澤,國本 交代/FP田端,藤原,森川
永山南 GK松元 DF上用,萩谷,鈴木,登野 MF梶谷,猪又,藤原,山本 FW橋本,前田 交代/FP近藤
主審/對馬(東神楽) 副審/添田(広陵),日里(啓北) 第4審/土岐(広陵)
【戦評/遠山(東川)】
  秋季リーグ決勝戦は両チーム共にリーグ戦から全勝で勝ち上がった緑ヶ丘と永山南との対戦となった。準決勝とはうって変わり,晴天の秋晴れの中,KICKOFF。序盤,ペースをつかんだのは緑ヶ丘。2分,豊田が中盤でボールをキープし,右サイドから上がってきた佐藤雄にボールを流すとアーリー気味にPA内にクロスを入れる。相手DFがヘディングでクリアするも,落下点をよみ猪川がファーストシュートを放つもGKがしっかりキャッチ。これで攻撃のリズムをつかむ。3分,再び左サイドから横田がセンタリング。ドンピシャのタイミングで國本がヘディングするも惜しくもバーに当たり永南DFをヒヤリとさせる。これを凌いだ永南も徐々に攻撃を仕掛ける。梶谷,猪又らの中盤からFWの山本にボールをシンプルに当てドリブルで緑ヶ丘陣内に攻め込む展開となる。しかし,PA手前まで持ち込むものの緑ヶ丘DF高貝の好カバーリングでシュートまでいくことができない。中盤は緑ヶ丘のボールへの寄せが早く,左右にワイドレンジで攻撃を仕掛けられ,苦しい展開が続くが永南も徐々に落ち着いたDFで対応し,決定機をつくらせずチャンスをうかがう。16分,永南は右サイドから早い展開で上がり,梶谷が上げたクロスを左サイドからフリーで上がってきた橋本があわせGKと1対1になるも,シュートはGK吉田の正面となる。互いに譲らない展開の中,均衡が破れたのは18分,中盤で豊田,横田,佐藤雄とワンタッチでボールをつなぎDFの裏をつきシュート気味にボールを入れる。GKが触ったものの,キャッチできずにこぼれたボールを豊田が蹴り込んで緑ヶ丘が先制する。反撃に出る永南は23分山本が中央でボーを受けドリブルで突破。DF2枚を交わし,PA内左からシュートを放つもミートしきれず,ゴール左へ外れ,同点のチャンスを逃す。
 後半は立ち上がり,永南が運動量ある攻撃を仕掛ける。33分には後半から交替出場の近藤がフリーで,続いて近藤がドリブルからシュートを放つもゴールには届かない。35分には近藤が直接入るかと思わせるカーブをかけたCKもバーに当たる不運。逆に追加点を許す展開となってしまう。37分,大田が中盤からドリブルで仕掛けDFを抜き,PA内へGKが飛び出すタイミングをみて左の豊田に。インサイドで流し込むように決めて貴重な追加点を上げる。2点のビハインドを負った永南は交替選手をうまく使い攻撃につなげたいがなかなか相手陣内に攻め入ることができない。緑ヶ丘も選手交替により,運動量を落とさずに攻撃を仕掛ける。39分,40分,42分とシュートを放つ緑が丘だが,GK松元の好セーブもあり,追加点を許さない。高い集中力で逆襲のチャンスを待ったが,55分に試合を決定づける1点を失う。シュートが跳ね返された緑ヶ丘がこぼれ球を篠原,田端につなぎ最後はゴール右から森川が蹴り込み3点目を挙げる。何とか一矢報いたい永南は59分に山本がバイタルエリアからからドリブルで猛進。スピードでDFを抜き去りGKの飛び出しをよく見てゴール中央に落ち着いて流し込み1点を決めるも。反撃もここまで。決勝にふさわしい好ゲームであった。先制点,追加点ともタイムリーに決めた堅実なサッカーで,緑ヶ丘が3年ぶりの秋季リーグ優勝を果たし,全道大会への切符を手にした。
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