決勝　７月31日（月）　コンサフィールド東川
得点者	岸本（11分），石井（26分），玉田（43分，50分）（コ）
警　告	石井，後藤（コ）
コンサ	ＧＫ武島　ＤＦ後藤，西垣，宮本　ＭＦ高木，高橋，石井，細岡，玉田　ＦＷ原田，岸本　交替/ＦＰ��山，森木，岡本
緑が丘	GK吉田　ＤＦ館山，佐藤，大田，國本　ＭＦ田端，川口，相澤，横田　ＦＷ土田，久保　交替/ＧＫ今多　ＦＰ豊田，藤原，津田，稲尾
主審/西川（永山南）　副審/對馬（東神楽），谷山（神楽）　第４審/柴田（北星）
【戦評/則末（啓北）】 　昨日の準決勝でともに延長戦で勝ち上がった両チームだが，疲れも見せずキックオフから好試合となった。序盤は緑が丘がボールを支配する。田端が中盤で精力的にボールを奪い，土田のポストプレーから右サイド横田のスペースへ効果的なボールが供給され，崩しにかかる。しかし，コンサも宮本が危険なゾーンをよく対応し，失点を防ぐ。この時間帯をしのいだコンサは次第にボランチの高橋が両サイドにボールを散らし，岸本，石井へのくさびのボールもよく入るようになり，攻撃のリズムがよくなる。また，左サイドからは高木がスピードを生かしてドリブルで崩し出す。11分コンサは前線で相手のボールをカット，ＭＦ細岡がゴール前で待つ岸本に送ると，岸本は右足でゴールにたたき込み先制点をあげる。この先制点でゲームはコンサに傾き出す。ＭＦ玉田，高橋の中盤でのボールを拾う場面が多くなり，ＦＷ石井とのコンビネーションから優勢に試合を進める。中盤から縦に急がず，左右のサイドにボールを収めるため，昨日とは違って丁寧なサッカーを展開。17分にはＣＫから岸本がヘッドし，クリアされたボールを拾った高木が決定機を迎える。21分には高橋から玉田へとパスをつなぎ，右サイドを破った原田のセンタリングからチャンスをつかむ。さらに高木の左からのセンタリングに石井が飛び込み，ＧＫの前でボールを受け反転してシュートを放つなど追加点のチャンスを虎視眈々と狙う。そして26分コンサは追加点を奪う。高木のスローインをうけた石井が中央へドリブルし，約30ｍの距離からロングシュート。強烈な弾道を描きながらＧＫの頭上を破った。何とかリズムを取り戻したい緑が丘は，ＭＦ豊田，横田を中心にカウンターから活路を見いだそうとするが，コンサのＣＢ後藤も鋭い出足でインターセプトをくり返し，反撃の隙を与えない。 　後半も最初のシュートは高木のパスから石井が放つ。コンサは岡本が中盤から右サイドに進出，西垣のオーバーラップで右サイド深くまでボールを運び，追加点を狙う。緑が丘も大田が前半より高い位置でプレーできるようになったため，相澤，豊田にボール入りシュートチャンスも生まれ出す。しかし，この勢いも今日のコンサにはそがれてしまう。41分には岡本が右サイドで相手ＤＦと競り合いながらふんばりセンタリング。岸本がフリーでシュートを放つ。ＧＫ今多の正面をつくが得点の気配を感じさせる攻撃だった。42分には25ｍのＦＫを石井がうねりをあげるような低いシュートを放つ。緑が丘ＤＦ館山にゴール前でクリアされたが，これらの攻撃は43分ついに実を結ぶ。中盤でボールを受けた玉田が左へ展開，受けた岸本が左足でシュートを放つと，ＧＫがキャッチできず。つめていた玉田が流し込んで３点目をあげる。さらに50分には石井が前線でねばり強くボールを奪い，ゴール前に折り返すと玉田が豪快に蹴りこんで４点目をあげた。緑が丘も豊田，田端を中心に反撃を試みるが及ばず，コンサドーレ旭川が初代王者に輝いた。

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