平成16年度ジュニアユース(U-15)フットサル大会

準決勝
忠 和5−2(4−0)春光台
得点者 舟田(10分),永森(13分,14分),磯貝(14分),
高島(25分)〔忠〕
林(19分),高橋(23分)〔春〕
忠 和 GK千田 FP舟田,磯貝,永森,伊井 
交替/FP高島,石川,近藤
春光台 GK渡部 FP高橋,林,早勢,佐藤 
交替/FP渡会
主審/五十嵐(東神楽) 副審/西川(聖園)
【戦評/佐藤(当麻)】 準決勝第1試合はスピードとワイドな展開から勝利した春光台中と,長いPK戦の末,OSAに勝利した3年生チーム忠和中の対戦となった。早いプレッシャー,マークの厳しい中,お互いに決定的な場面を作らせない膠着状態が続く。試合が動いたのは10分。コート中央で春光台のパスをインターセプトした井伊がドリブルで切れ込み,右サイドの舟田へスルーパスを返す。舟田はダイレクトでシュートを放ちゴールする。春光台中もパスカットを何度となくシュートするが決めることができない。さらにワイドな攻撃を仕掛けるもののゴールマウスが遠い。逆に13分,右サイドの高い位置でボールを奪った磯貝が中央へ素早いパス。走り込んできた永森が強烈なシュートを決める。その後も忠和中の攻勢は続き,14分キーパーからのクリアランスを鋭い出足でインターセプトした永森がシュートを決めて3対0。その後もゴール前の混戦から春光台GKのはじいたボールを押し込み4点目が入り前半を終了する。 後半,早い時間帯で得点を奪い弾みを付けたい春光台中は積極的なアプローチから相手のボールを奪い,素早いパスワークからゴールを目指すが,忠和中井伊の的確なコーチングが冴え,なかなかゴール前まで入らせてもらえない。しかし,19分春光台林がコート中央からドリブルで忠和DF2人をかわしシュート。4対1とする。また23分にも春光台早勢が自陣から左サイド奥に素早いスルーパスを通す。高橋がこのパスを落ち着いてゴール右隅に流し込み4対2となる。両チームとも積極的なアプローチから素早い展開を目指すが,決定的なチャンスを作れないまま膠着状態が続くが,25分に試合が動く。忠和中左サイド石川から中央の永森,そして永森からダイレクトで右サイド高島にパスが通り,石川が角度のない場所から左足を一閃。貴重な5点目をゲットした。その後の春光台の反撃を井伊を中心とした堅い守りで0点に抑えた忠和中が決勝戦に進んだ。

北 門7−3(3−1)東 川
得点者 服部(12分,13分,20分),鈴木陸(13分,18分,22分),
横田(28分)〔北〕
馬場(14分),松井(25分),平田(29分)〔東〕
警 告 横田(北)
北 門 GK鈴木康 FP高橋,三津橋,服部,鈴木陸 
交替/GK菊池 FP早坂,熊澤,横田,会田,田辺,青野,斉藤
東 川 GK由川 FP馬場,松井,市川,平田
主審/矢吹(神居東) 副審/阿部(附属)
戦評/佐藤(光陽)】 フットサル準決勝第2試合,互いにスピードのあるドリブルを持ち味とする東川中と北門中の対戦となった。立ち上がりは互いにマークがしっかりし,持ち味のスピードのあるドリブルが止められるシーンが目立つ。3分すぎから北門はボールを回し,ゴール中央付近のポストに入る選手のマークをはずす作戦に出る。これが功を奏し徐々に北門ペースにかわった5分,服部,高橋の連携,三津橋がフリーでシュートと立て続けにチャンスをつかむも得点には結びつかない。東川も松井が北門DFを抜いてシュートを放つもミドルレンジ以上の距離があり枠をとらえられない。そんな中,11分東川のCK鋭いボールがゴール前へ。北門DFに当たりあわやオウンゴールかと思いきやGK鈴木が必死のクリアで難を逃れる。先制点は北門,12分東川GKのクリアランスボールを服部がインターセプトしそのまま豪快に蹴りこんで猛攻が炸裂するきっかけとなる。13分早坂がゴール中央でフリーになっていた鈴木陸にパスをし2点目。さらに続けて鈴木陸から左サイドでフリーになっていた服部にパスし3点目が入る。東川も反撃。14分自陣から平田が浮かせたボールを馬場が送り込む。このボールが流れルーズボールとなったところを北門GK鈴木康が飛び出すも馬場が再度さわり1点を返す。 後半展開は前からのディフェンスで点を取りに行く東川と冷静にボールをまわす北門となる。18分北門鈴木陸が東川のミスパスを奪いフェイントで二人をかわしてゴール。20分北門服部がFKの混戦からボールを奪い右に流れてシュート。22分自陣でボールを奪った高橋が鈴木陸へスルーパス,鈴木陸がハットトリックを決める。東川も25分馬場が左サイドから右スペースにパスを出し松井がきっちり決め反撃体制になるかと思われたが,28分交替した横田が田辺からのパスを受けゴールし突き放す。しかし,東川も最後まで粘り強く諦めない姿勢で終了間際馬場が放ったシュートを北門GKがはじいたところを平田がゲットする。しかしここで試合終了のホイッスルが鳴り,終始リードを奪った北門が決勝へと駒を進めた。


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