準々決勝 | |
緑が丘2−0(0−0)忠 和 | |
得点者 | 堤(35分),鷹橋(47分)〔緑〕 |
緑が丘 | GK大橋 DF岸本,増田,片岡,鈴木 MF北條,鷹橋,村岡,熱田 FW堤,深川 交替/FP成田祐 |
忠 和 | GK千田 DF舟田,堀田,青木,永森 MF磯貝,石川,伊井 FW谷口,伊藤,大澤 交替/FP高島,斉藤,近藤,沖田 |
主審/添田(春光台) 副審/加藤(永山南),森(六合) 第4審/飛世(東明) | |
【戦評/則末(啓北)】 準々決勝第1試合は第1シードの緑が丘とダークホースの忠和の対戦となった。序盤緑が丘はMF鷹橋,村岡を中心に中盤をしっかりと組み立てながら,左サイドの熱田を生かした攻撃をしかける。また,時折片岡,増田が効果的なロングボールをフィードし,忠和DFラインのウラをねらう。北條と堤のワ ![]() 後半に入ると次第に忠和に疲れが見え始める。35分緑が丘は中盤で鷹橋が判断よく相手のパスをブロック。こぼれたボールを堤がドリブルに入り,相手DFをスピードにのって振り切ってペナルティエリアに進入。左足で豪快に蹴りこんで待望の先制点をあげる。この1点で楽になった緑が丘は8分に深川が左サイドを突破しシュートを放つなどさらに攻撃にでる。忠和は永森,DF舟田,GK千田を中心に粘り強くディフェンスし,反撃の機をうかがう。しかし,試合が進むに連れて中盤にスペースがあき始める。DFからFWまでの距離が間延びし始め,そのスペースを緑が丘が中盤からの一気のドリブルでつきはじめる。17分北條が右サイドを起点に,バイタルエリアにドリブルで突進。Dゾーン付近でファウルを受ける。このFKを鷹橋がゴール左上で見事に突きさし2点目をあげる。2点を奪われた忠和だが中盤を支配されているため,永森,伊井が前線へ進出できず,時折繰り出すカウンターも片岡,岸本を中心としたディフェンス陣が連動したラインを形成。カバーリングも的確にシュートを打たせない。忠和の疲れからプレッシャーが少なくなった分緑が丘のMF陣は中盤でフリーとなることも多く,ダブルパスなどから再三忠和DFを崩しにかかり,北條,村岡らが得点チャンスを得るが追加点はならず。試合は終始攻守に圧倒した緑が丘が2対0で勝ち,上川代表決定戦への一番乗りを果たした。 |
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北 都3−0(2−0)神 楽 | |
得点者 | 柏柳(1分),工藤(17分,58分)〔北〕 |
北 都 | GK上田 DF鈴木,中條,渡辺,米窪 MF丸本,岡坂,柏柳,圖子 FW櫻井,工藤 交替/FP原田,松本,山田 |
神 楽 | GK宇佐見 DF日比野,此下,森 MF和田,阿部,平澤,斉藤,谷 FW西明,加藤 交替/FP清水拓 |
主審/西川(聖園) 副審/宮越(広陵),高原(北門) 第4審/堀(永山) | |
【戦評/鈴木(愛宕)】 準々決勝第2試合は順当に勝ち上がった神楽 ![]() 後半2点のビハインドとなった神楽は北都の縦の攻撃をいかに止めるかが鍵となった。32分右CKを得た神楽だが,こぼれ球を北都工藤拾い自陣から神楽ゴール前までドリブルしゴールにつめよる。前半よりもボールの支配率があがった神楽だが,カウンターをおそれるDF陣はなかなかラインをあげられない。41分センターサークル付近から北都柏柳がDFの頭上を越えるロビングを配球。それを櫻井が頭で押し込もうとするがGK宇佐見がすんでのところでキャッチする。次の1点が試合の流れを大きく左右するため両者気迫のこもったプレーが続く。50分30m付近で得たFKを神楽阿部直接ゴールを狙うがGK上田が難なくキャッチする。52分にも右CKを得るが得点ならず。終盤何度かシュートを放つ神楽であったが得点ならず。58分神楽はペナルティーエリア右で得たFKを中で待つ西明に合わせるが,逆に北都がカウンター,工藤が試合を決定づける3点目を奪った。FW陣のスピードを生かした鋭いカウンターで3点を奪った北都が渡辺を中心としたDFの意識も高く,3対0で快勝。上川代表決定戦へと駒を進めた。 |
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永山南1−1(1−1)<PK5−3>春光台 | |
得点者 | 野島(7分)〔永〕早勢(28分)〔春〕 |
警 告 | 齋藤(永) |
永山南 | GK阿部陽 DF川瀬,千代,宮川 MF木村,濱市,牧野,石井克,片山 FW猪又,野島 交替/FP加藤,阿部岳,齋藤,相田 |
春光台 | GK渡部 DF佐藤,矢吹,高橋春 MF渡会,林,坂下,高橋誉,咲間 FW早勢,山内 交替/FP馬場 |
主審/高木(忠和) 副審/嵯峨(緑が丘),宮川(東光), 第4審/後藤(明星) | |
【戦評/小林(緑が丘】 第3試合は第3シードの永山南と昨日第6シードの六合に会心の勝利を収めた春光台の対戦となった。立ち上がりから永山南が積極的にボールにアプローチし,攻撃のチャンスをつくる。6分右サイドでボールを得た永山南FW野島がドリブルで果敢に攻め込み中央突破。そのままもちこんでペナルティエリア内左から右足アウトサイドでシュートをゴール右隅に決め貴重な1点を早い段階から奪う。春光台も10分過ぎから左サイドMF坂下への縦パスやMF林からFW早勢へのパスがつながり始め永山南陣内へと攻め込み,一進一退の緊迫したゲーム展開となる。19分永山南野島が中央でボールを得るとそのままドリブルで切れ込みシュートを放つがGK渡部が好セーブ。あわやゴールを思われる危機を防ぐ。23分には春光台FW山内がDFウラに放り込んだボールに ![]() 後半は前半同様両チーム共にボールの奪い合いが続くがラストパスまでつなげることができず,互いにシュートにまでもっていくことができない。春光台はDFやMFからのロングパスを前線へと放り込みチャンスをつくろうとする。永山南は横へのパスを生かし,攻撃の基点を得ようとする。41分永山南のクリアボールが前線の野島にわたり左サイドをえぐりシュートするが春光台DFがしのぐ。45分春光台早勢がクリアボールを中央でうまく確保。中央突破にたまらず永山南がファウル。ペナルティエリア手前10m付近でFKのチャンスを得るがDFにクリアされる。やや永山南陣内での攻防が繰り広げられ,春光台が永山南ゴールへと攻め込むシーンが見られるが永山南DF陣がふんばりシュートまでもっていくことができず1対1で延長戦へと突入。 後半やや足の止まりかけていた永山南だが延長戦スタートから息を吹き返し,春光台陣内へと攻め込むが春光台のDFにしのがれる。延長後半春光台はロングパスからいきなりチャンスをつかみシュートまでもっていくがDFにはじかれる。両チームともに集中力を切らさず延長戦を戦いきり上代をかけたPK戦へと突入する。PK戦では永山南GK阿部陽が好セーブで2本をストップする大活躍。最後は自ら豪快に蹴りこんで上川代表決定戦への切符を手中におさめた。 |
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北 門3−2(1−0)広 陵 | |
得点者 | 鈴木陸(10分,42分),早坂(32分)〔北〕村松(44分),菊地(57分)〔広〕 |
警 告 | 石井(広) |
北 門 | GK鈴木康 DF横田,田邊,三津橋 MF高橋,熊澤,佐野,相澤,服部 FW鈴木陸,早坂 交替/GK菊地 FP岡田 |
広 陵 | GK岡本 DF菊地,作田,田中,串橋 MF阿部,村松,石井,足立 FW小林,近藤 交替/FP太田,飯野,永井,辰己 |
主審/谷山(北星) 副審/大西(附属),日里(聖園) 第4審/佐藤(光陽) | |
【戦評/久世(北都】 第4試合は昨秋の新人戦決勝と同一カ ![]() 32分北門は中央でパスを受けた鈴木陸が右サイドを走る服部へパスを送る。このパスを受けた服部は右サイドをドリブルし広陵DFを振り切り,ゴールライン際から折り返すと,走り込んだFW早坂がアウトサイドのボレーでシュート,GK岡本が鋭く反応し,このシュートは防いだものの,こぼれたボールを早坂はヘッドで押し込み貴重な追加点を奪う。追加点を奪われた広陵は右サイドの阿部のドリブルからチャンスを作る。35分阿部が右コーナー付近からセンタリングを送ると小林が競り合い,こぼれ球をオーバーヘッドでシュートするがゴール上へとはずれる。38分再び得たCKにDF作田がファーポストに走り込みヘディングシュートを放つがポストにはじかれる。やや押され気味となった北門であるが,42分カウンターからハーフウェーライン中央でボールを受けた鈴木陸が一瞬の隙をつき,広陵DFラインの間を抜け出し30mのミドルシュート。これが左サイドネットに決まり試合を決定づける3点目をあげる。勝負をあきらめない広陵はここから猛反撃を試みる。44分ゴール前35m付近で得たFKを村松がGKの頭越しに直接決め1点を返す。なおも広陵は北門のペナルティエリア内で決定機を作るが交替出場したGK菊池の必死のゴールキーピングにあい,得点にはいたらない。57分広陵は右CKから村松がゴール前に入れたボールに菊地が高い打点のヘディングシュートを決めついに1点差にまで追いつく。その後も攻め続けた広陵であるが,粘る北門DFが得点を許さずタイムアップ。強豪同士の第4試合は昨秋に引き続き北門に軍配があがった。 |
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