全道大会情報

平成16年度 第16回全道ユース(U-15)サッカー選手権大会  兼 
高円宮杯第16回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会    北海道大会 道北ブロック大会

会場 旭川市富沢多目的運動広場

北門中学校 広陵中学校 永山南中学校 名寄SC 勝点 得点 失点 得失点差
北門中学校 ○1-0 ○1-0 ○8-0 9 10 0 10
広陵中学校 ●0-1 ○2-1 ○2-1 6 4 3 1
永山南中学校 ●0-1 ●1-2 ○3-1 3 4 4 0
名寄SC ●0-8 ●1-2 ●1-3 0 2 13 -11
9月11日(土)
北門中1−0(0−0)永山南
得点者 石田(50分)〔北〕
警 告 市場(北),野田,村中(永)
北 門 GK寺本 DF三谷,渡邉,柳谷 MF若狭,服部,佐々木,石田,早坂 FW市場,宿村
交替/GK猿渡 FP岸山,横田,角谷,鈴木陸
永山南 GK阿部 DF川瀬,吉村,菅原 MF野田,上田,佐々木,石井,工藤 FW加藤,武田
交替/FP村中,猪俣,濱市
主審/西川(聖園) 副審/對馬(富良野東),添田(春光台) 第4審/目黒(神楽)
【戦評/大西(附属)】
 今シーズン幾多の名勝負を繰り広げてきた両チームにとってこれが最後の戦い。決勝大会出場権をかけてのリーグ戦,永山南中学校のキックオフで試合が開始された。開始早々永山南上田のロングフィードから佐々木がスピードに乗って右サイドを突破。コーナーキックを得る。しかし,その後のプレーでオフサイドの反則を犯し得点できず。正確なボールタッチからショートパスをワンタッチでつなぎ,ロングパスを有効に活用する永山南。個人の技能とスピードを生かした縦突破から得点を狙う北門中。試合を支配したのは,中盤でシンプルに縦を使った北門中学校であった。北門右サイド服部のセンタリングから佐々木のヘッド,宿村の突破から市場のシュート,市場の中央突破からのシュートなど,ことごとくGK正面かゴールからはずれていく。北門は押し気味に試合を進めながら得点が奪えないいやな展開が続く。そして前半17分,試合が動くかと思われた北門市場のPKもポストにはじかれてしまう。逆に永山南は村中,猪又を投入,数少ないチャンスを活かした攻めを見せる。両チームともフラストレーションのたまる前半は0−0で折り返す。
 後半も最初から北門の攻勢が続く。市場,宿村が積極的にゴールをねらい,佐々木が左サイドを柔らかいボールタッチで抜けてシュートを打つが,永山南川瀬,吉村,菅原とGK阿倍の動きもよくゴールを決めることはできない。押され気味の展開を打開するため,永山南は加藤を再投入。北門はことごとくチャンスを生かし切れない焦りからか,中盤でのボール処理にもたつきが見られはじめる。この機を逃さず,永山南上田がゴール前にスルーパスを通しはじめ,永山南優勢の時間帯が続く。しかし,北門もGK寺本の勇気ある飛び出しやDF陣の踏ん張りにより得点を許さない。この頑張りを受けて北門攻撃陣が息を吹き返す。前半途中から投入された岸山がドリブルで突破しシュート,北門右サイド若狭,石田らの個人技やスピードを活かした突破等から永山南ゴール前に迫る。しかし,ここでもことごとくシュートはゴールに嫌われる。その後一進一退の攻防から,残り時間が少なくなった48分北門のクリアミスを拾った永山南上田の中央突破からのシュートも,GK猿渡の飛び出しでゴールを奪うことができない。このままスコアレスドローかと思われた,ロスタイム寸前の49分,中央宿村からのスルーパスを受けた右サイド石田が永山南GK1対1となり,落ち着いてゴール右隅にシュート,値千金の1点を奪う。ロスタイム必死の反撃を試みる永山南だったが,このまま北門が逃げ切って決勝大会出場に大きな一勝をあげた。 
広陵中2−1(1−0)名寄SC
得点者 室井(8分),菱木(36分)〔広〕池田(38分)〔名〕
警 告 大谷(広)
広 陵 GK久保田 DF宮原大河,宮原大枝,志摩,瀧本 MF室井,菱木,大谷,村松 FW石井,岩田,
交替/FP足立
名 寄 GK大谷 DF菊地,近田,斉藤,村松 MF吉井,簑島,池田,佐藤 FW佐々木,山崎 交替/FP倉澤
主審/沓澤(旭川協会) 副審/矢吹(神居東),嵯峨(緑が丘) 第4審/五十嵐(東神楽)
【戦評/鈴木(愛宕)】
 道北ブロック大会の開幕戦は,旭川地区で数々の優勝を飾った広陵と道北地区優勝の名寄FCの対戦。キープ力に勝る広陵は中盤で足もとにボールを丁寧につなぎ,サイドアタックから徐々にペースをつかむ。8分には広陵はペナルティエリアのわずか外で得たFKをMF室井がシュート。壁に当たってコースが変わったボールはゴールを揺らし先制する。攻め込まれた後のカウンターをねらう名寄だが,広陵DFの堅実な守りにシュートをうつことができず。その後も広陵はMF菱木のドリブル突破やFW岩田のDFラインのウラをつく飛び出しでゴールを脅かすがシュートに精度を欠き,追加点ならない。追加点がほしい広陵は22分左サイドで菱木の軽妙な足技で出したスルーパスを室井がそのまま持ち込みシュートするが惜しくもGK大谷の正面となる。
 後半は追いつきたい名寄の動きがよくなり,中盤で小刻みなパスが出始めるがDFラインを突破できず。34分には右CKをMF佐藤がライナー性のボールをあげるがDFに阻まれる。一方の広陵はMF大谷が左サイドをドリブル。シュートすると見せかけ右サイドに走り込んでいる岩田に合わせるが触ることができない。しかし,直後のゴールキックを奪った菱木がドリブルで突破。右隅にゴールし貴重な追加点をあげる。名寄も38分右CKで得たCKを佐藤が再び低いボールで合わせる。ポストぎりぎりに上がったボールを池田が頭で合わせて左サイドネットにゴールする。その後はだめ押し点をねらい広陵がCKをはじめ絶好のチャンスを作るが追加点ならず。結局2対1で辛くも勝利を得た。

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