第57回旭川市中連サッカー大会

準決勝

広 陵1−1(0−1,1−0,延0−0)<PK4−3>北 門
得点者 室井(35分)〔広〕鈴木陸(18分)〔北〕
警告 志摩(広)
広 陵 GK久保田 DF宮原大河,宮原大枝,志摩,瀧本 MF室井,菱木,上鶴,村松 FW石井,岩田 交替/FP菊地,
北 門 GK寺本 DF三谷,横田,柳谷 MF石田,木村,若狭,岸山,鈴木陸 FW鈴木拓,宿村交替/GK猿渡 FP/市場,角谷,渡邉,服部,早坂,佐々木,鈴木陸
主審/矢吹(神居東) 副審/石前(永山南),村山(愛宕) 第4審/宮川(東光)
【戦評/小林(緑が丘)】 昨年の新人戦等各種大会において,絶えず上位に顔をつらねてきた広陵と北門の好カードが中連準決勝第1試合となった。北門は前日までストッパーとして守備の要を担ってきた石田を右サイド中盤で起用し,攻撃に幅をもたせてきた。広陵も善前線へボールを素早くつなぎ,ゴール前へと攻め込む。立ち上がりから両チーム共に果敢に相手陣内へとボールを運ぶ展開でゲームはスタートした。9分ペナルティエリア付近でFKのチャンスを得た広陵であるが惜しくもGKの正面となりチャンスを生かせない。12分にも同じく右30mでFKを得るがこれもDFにクリアされる。北門は広陵のアプローチの速さになかなか前線の宿村や鈴木拓へとボールをつなぐことができず,やや広陵に押され気味で15分が過ぎる。しかし,18分やや引き気味に位置していた宿村がセンターサークル付近でDFからロングパスを受け,中央をそのままドリブル突破。中央左を走っていた鈴木陸が絶好の位置でパスをもらい,右に切り返し素早くシュート。ゴール左にたたき込み1対0とする。先制点をたたき込んだ北門は勢いにのり,その後も広陵陣内へと攻め込むシーンが続く。広陵も菱木を基点に岩田,石井が左右へと北門DF陣をゆさぶり,攻撃のチャンスをつかむ。29分には25m中央からFKのチャンスを得,左へ展開しセンタリングを入れるがGKの正面。さらにロスタイムにはCKから豪快なヘディングシュートを放つも惜しくも枠をはずれる。 後半,立ち上がりから素早いパス廻しと足を生かした攻撃で広陵陣内へと攻め込むが広陵の堅い守りにシュートまでもっていくことができない。北門の攻撃を凌いだ広陵は35分右サイドにオーバーラップしてきたDF瀧本が大きくクロスボールを放り込むと室井が絶妙のタイミングでゴール前に飛び込み頭で合わせてゴール左にシュートをたたきこみ,同点に追いついた。北門は後半に9名もの選手交替を行い,勢いを失うことなく素早い攻撃を続ける。右の石田から中央の宿村へ,そして後半から出場の角谷へとパスをつなぎ,広陵DFを左右にゆさぶりチャンスをつくる。広陵もDF志摩と室井,そして菱木と素早いパス廻しで左からの攻撃を展開し何度もチャンスを作るがゴールネットをゆらすことができない。51分には広陵室井からのアーリークロスを菱木がゴール前で合わせるが惜しくもGKの正面となる。北門もロスタイムにポストで受けた宿村が左へ走るFW早坂へパス。スピードのあるドリブルからシュートを放つもこれもGK正面となり試合は延長戦に突入する。 延長戦は両チーム共に果敢にボールにアプローチし,一進一退のゲーム展開でゲームが終了。PK戦では広陵が確実の決め決勝への切符を手に入れた。中連準決勝にふさわしい好ゲームであった。


明 星1−0(0−0,0−0,延1−0)啓 北
得点者 瀧本(63分)
明 星 GK佐藤 DF菅原,丸子,斉藤侑,米川 MF田井,一條,古川,斉藤健 FW瀧本,柴田交替/FP門馬
啓 北 GK道木 DF山岸達,河野,須藤,安田 MF中薗,田中,高市,山岸智,田邊 FW馬場交替/FP大塚,小島,秋島
主審/大西(附属) 副審/目黒(神楽),添田(春光台) 第4審/堀(永山)
【戦評/山岸(緑が丘)】 準決勝第2試合は今大会旋風を巻き起こしている明星と第3シードの啓北の対戦となった。開始早々明星はFW柴田がスピードに乗って左サイドを突破しチャンスを得るが啓北GK道木が飛び出しのがれる。次第にゲームは啓北が徐々に押し気味になってくる。DF山岸達のドリブルから外へのパス。MF中薗がセンタリングの形が出てくる。右サイド山岸達を中心にサイドを突破,前方へのスルーパス,浮き球などでチャンスをつくるが無得点。対する明星は押され気味の流れを変えるため怪我で温存していた門馬を投入。門馬の個人技が田井,瀧本をかみあい,チャンスが増え始める。13分には門馬のスルーパスからGKと1対1をつくるが得点ならず。啓北は右サイド山岸達の効果的ドリブルから田中,中薗の組み立て,FW馬場の前線でのポストプレーと走り込みでチャンスが増え始める。田邊から馬場,左サイド突破からセンタリング,ゴール前の混戦から右に流れたボールを山岸達がシュートするがバーの上へ。明星も瀧本がDFの間を抜け出ようとするところを啓北がファウル。FKを門馬が直接シュートするがGKの正面をつく。前半は両チームの特徴をだしながらのゲームであったが0対0で終わる。 後半に入り33分啓北は高市の左サイドドリブルに明星ファウルでFKを得る。田邊がシュートするがノーゴール。その後も馬場の中央ドリブル,左サイド山岸智へのパスからセンタリングを中薗がシュートするなど啓北ペースで進む。37分には山岸達の右サイド突破からセンタリング。田邊がシュートするがバーの上に。直接FKからの田邊の強烈なシュートも佐藤がはじき,ボールはポストにあたるなど,何度もチャンスを作るが得点には結びつかず。明星も田井,門馬,瀧本のパス廻しからチャンスを得,45分,47分にチャンスを得るが同じく得点にならず。49分には瀧本の中央の抜け出しからGKと1対1になるが道木が足ではじいて事なきをえる。啓北も54分カウンターからうまくパスをつないで小島が右サイドからセンタリングするがGK佐藤にキャッチされる。55分田邊が中央キープから右に切り返しシュートするがまたも佐藤にはじかれる。その後,高市のドリブルから中央ゴール前のこぼれ球を馬場がシュートを放つが佐藤の鉄壁の守りを崩すことができず。延長に入り両チームとも常に攻守が切り替わる好ゲームだったが,63分左サイドを突破した明星柴田がゴール前に見事なセンタリング。ゴール前に走り込んだ瀧本がヘディングシュートで待望の得点を奪った。明星佐藤,啓北道木と互いにGKが非常に安定し,ゲームが引き締まっていたが,最後に得点チャンスをものにした明星が決勝進出となった。




       写真提供:三景スタジオ

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