平成16年度 上川代表決定戦

決 勝

広陵中〈旭川第1代表〉1−0(1−0)北門中〈旭川第3代表〉
得点者 室井(9分)〔広〕
警 告 志摩(広)
広 陵 GK岡本 DF宮原大河,宮原大枝,志摩,瀧本 MF室井,菱木,菊地,村松 
FW石井,岩田 交替/FP足立,森
北 門 GK寺本 DF石田,渡邉,柳谷 MF若狭,木村,佐々木,市場,岸山 FW早坂,宿村
交替/FP服部
主審/西川(聖園) 副審/嵯峨(緑が丘),谷山(北星) 第4審/添田(春光台)
【戦評/鈴木(愛宕)】 全道への切符をかけた決勝戦は,地区大会でも1対1からのPKと昨秋から時間内に決着のついていない広陵と北門の戦いとなった。ここまで厳しい戦いを繰り広げながらも接戦をものにしてきた広陵とFW宿村が着実に得点し,勝ち上がってきた北門だが互いに手の内を知り尽くした相手同士ゆえに今回も接戦が予想された。序盤中盤での厳しいディフェンスで攻めあぐねる広陵に対して北門は右サイドに流れたFW宿村から何度かチャンスをつくり,やや優勢に試合を進める。9分広陵は,センターサークル付近で得たFKを菱木が相手DFの間を割るキック。走り込んだ室井がゴール前15m付近から丁寧にゴール右隅に決めて先制点を奪う。更に14分にはゴール前右20m付近で得たFKを室井が左足で直接シュートするがGK寺本が難なくキャッチする。中盤で丁寧につなぎながら攻め上がる北門に対して広陵は奪ったボールをシンプルに前線にフィードし,北門DF陣の裏をつく攻撃にでる。19分北門は右サイドから入ったボールを宿村が粘りあるドリブルでボールをキープし,左足でシュート。ボールは枠をとらえるがGK岡本が正面でキャッチする。何とか1点を返して同点にしたい北門は,28分右スローインからセンタリングされたボールをニアサイドで走り込んだ佐々木がバウンドを殺してボレーシュートを放つが惜しくも右ポストに当たりゴールならず。 後半北門は宿村が1枚落ちた位置でボールを左サイドにはたきチャンスをつくる。一方広陵は前半同様DFの裏をつく長いボールで北門DFラインを脅かす。また,15分過ぎからは石井が小気味よいドリブルから枠をとらえたシュートを放つ。一進一退の展開の中,41分右CKを得た北門はMF若狭がファーサイド,GKの出られないところへ蹴りこむが広陵DFがヘディングでクリアする。46分に北門は宿村がゴール左でDFをかわし右足で強烈なシュートを放つがGK岡本が間一髪でキャッチする。51分やや劣勢だった広陵は自陣でカットしたボールをFW岩田へ。岩田は中央付近からスピードあるドリブルで独走。北門GK寺本が飛び出したところを振り切り右サイドからシュートするが北門DF柳谷が素晴らしいカバーリングを見せボールをクリアする。何とか追いつきたい北門はDFの石田を前線へあげ得点を狙うが広陵DFの粘り強い体を張った守りにシュートに至ることができず。終了間際,右CKを得た北門はゴール前に全選手が上がりゴールを狙うが広陵GK岡本がキャッチ。それと同時に試合終了のホイッスルが鳴る。宿敵を破った広陵が8年ぶりの全道大会出場を決めた。 

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