平成16年度U-14北海道・旭川地区リーグ兼第3回会長杯秋季リーグ

決勝トーナメント



準々決勝 10月17日(日) 花咲球技場
広 陵2−2(1−1)〈PK3−2〉東 明 石井(26分,35分)〔広〕本間(22分),徳廣(46分)〔東〕 〔警〕石井(広)
啓 北3−0(0−0)六 合 小橋(40分),主藤(45分),中薗(59分)〔啓〕
コンサドーレ旭川2−1(1−0)神 楽 佐藤由(26分),藤田(50分)〔コ〕西明(57分)〔神〕 〔警〕箭原(コ)
緑が丘1−0(0−0)忠 和 熱田(45分)〔緑〕
 準々決勝第1試合は東明と広陵の対戦となった。広陵は4バックから3バックにシステムを変え,MF村松を中心高いボールポゼッションからサイド攻撃を展開した。しかし,先制点は東明が奪う。22分長谷川が右サイドから折り返したボールがこぼれたところを本間が見事なシュートをゴール左上に突き刺した。しかし広陵もすぐ26分石井が中央でボールを受けるとミドルシュート。ボールはポストに当たってゴールインし同点に追いつく。1対1で迎えた後半,35分には石井がサイドからのボールに合わせて勝ち越しのゴールを奪う。この得点で広陵が勢いに乗るかと思われたが,詰めに甘さが出て突き放せない。東明はDFラインからトップの遠藤に長めのパスを入れチャンスをねらう。そして46分徳廣がCKを直接決め同点においつく。その後は互いに譲らず勝負はPK戦にもちこまれ3対2で広陵が勝利を収めた。
  第2試合は啓北と六合の対戦となった。前半は啓北は高市,田中の中盤からDFラインのうらへボールを配球しチャンスをつくる。一方の六合は右サイドの曽我の突破とFW河端へのロングボールで対抗する。お互いチャンスをものにできずに前半は0対0で折り返す。後半は六合の浅いDFラインをつき啓北が攻勢に出る。GK岡田の好守に阻まれていた啓北だが40分には中薗のパスを受けた小橋がドリブルで突破し,先制点を奪う。さらに45分には小島のパスを主藤,59分には小橋のパスから中薗が決め3対0で勝ち,啓北がベスト4に進出した。
 第3試合は前半縦への速い球出しで神楽がペースをつかむ。しかし,決定機をものにすることができず。26分コンサドーレ旭川は一瞬の隙をついて佐藤由がペナルティエリア付近の混戦からDFをかわして先制ゴールを決める。後半も両チームともサイドをつく速い展開で一進一退のゲームが続く。そして50分コンサドーレ旭川はスローインのこぼれ球から藤田がGKをかわして冷静なシュートを決め貴重な追加点をあげる。神楽も57分和田の折り返しを西明がヘッドで決めるなど猛攻を見せるがタイムアップ。コンサドーレ旭川が準決勝へと駒を進めた。
 第4試合は優勝候補の緑が丘とダークホース忠和の対戦。忠和はエース永森をCBに下げ守りを固める作戦に出る。この作戦が功を奏し,緑が丘のボール支配率が勝るものの,速いプレッシャーで決定的なチャンスをつくらせず0対0で折り返す。後半は緑が丘がゴール前にボールを運ぶ回数が増え,シュートの場面やCKからのチャンスを次々と得る。45分緑が丘は鈴木がゴール前にグラウンダーのパスを送ると,熱田が合わせてついに先制点を奪う。1点を追う忠和は永森を中盤にあげ反撃を試みるが時すでに遅く,1対0で緑が丘が次週のコンサドーレの対戦相手となった。しかし,忠和の見事なゲーム運びが光った試合でもあった。

準々決勝の模様
広陵対東明。広陵石井が2点目を決める。 啓北対六合
コンサドーレ旭川対神楽 緑が丘対忠和



1回戦 10月16日(土) 花咲球技場
東 明1−0(1−0)明 星 遠藤(6分)〔東〕
広 陵2−0(1−0)北 都 岩田(10分),串橋(35分)〔広〕
六 合2−1(2−1)東神楽 河端(8分,27分)〔六〕間村(14分)〔東〕
啓 北0−0(0−0)〈PK4−3〉永山南
 10月16日,花咲球技場では決勝トーナメント1回戦4試合が行われまし            六合対東神楽た。第1試合ではAグループ1位の東明が明星と対戦。互いに中盤を省略し,カウンターから東明は遠藤,明星は河村のポストプレーからチャンスをねらう。東明は6分徳廣が左からセンタリング。DFに当たったボールを遠藤が拾い反転してシュートを決める。その後は互いに決定機をものにできず東明が1対0で勝利した。第2試合は広陵と北都が対戦。序盤から広陵は執ように菊地,岩田から右サイドを攻める。10分には石井から右のスペースにボールが出,岩田がダイレクトで蹴りこんで先制する。その後は北都が時には9人もの選手がDゾーン付近で守る守備意識の高さを見せ広陵の攻撃をしのぐ。35分広陵は左サイドを起点に串橋がミドルシュートを決め追加点を奪う。北都も渡辺のロングパスから櫻井柏柳のツートップがカウンターを見せるが大田を中心とした広陵DFを崩せず。広陵がベスト8に進出した。第3試合は六合と東神楽が対戦。攻守の切り替えの早い好ゲームを展開。8分六合はペナルティエリア外から河端が豪快に決めて先制。対する東神楽も間村,竹田のスピードを生かした攻撃で反撃。14分には間村がドリブルで突破。GKもかわして同点シュートを決める。27分六合は河端がドリブルからシュートを放ち2対1とするゴールを決める。後半も攻守が激しく切り替わる試合展開となり両チームチャンスをいくつもつくるが得点できず。2対1で六合が準々決勝進出を決めた。第4試合は先週のグループリーグの再戦となった。序盤は永山南が石井,野島を中心にペースを握る。しかし,決定的なピンチをGK小アのファインセーブでしのいだ啓北は山田,佐々木のDFが次第に安定しだし,リズムをつかむ。後半は加藤の右サイドから攻撃する永山南だが,啓北の粘り強いDFにシュートまで至らず。逆に啓北は何度も決定機をつくり出すがGK阿部を破れない。結局試合はPK戦に持ち込まれ,GK小アの活躍により4対3で勝った啓北がグループリーグの雪辱を果たした。 

啓北対永山南のPK戦。中薗が確実に決める。
コンサドーレ旭川3−0(2−0)東 光 菊地(10分,21分,51分)〔コ〕
神 楽1−1(0−1)北 門 和田(55分)〔神〕早坂(10分)〔北〕
忠 和1−0(0−0)春光台 伊井(57分)〔忠〕
緑が丘5−3(3−1)北 星 鷹橋(9分,47分),深川(17分,24分,38分)〔緑〕鎌塚(6分,48分,55分)〔北〕
神楽会場の第1試合はコンサドーレ旭川と16CARDで進出した東光が対戦。丁寧にパスをつなぐコンサドーレの展開力が勝り,10分には菊地が小山内のアシストで先制する。その後も菊地は21分,51分と得点を重ねてハットトリックを完成。東光もカウンターから何度もゴールまで迫ったが得点には至らずコンサドーレが3対0で快勝した。第2試合は新人戦優勝の北門が神楽と対戦。前半は北門がペースを握り10分には早坂がゴール前の混戦から蹴りこみ先制する。後半は神楽がリズムをつかむ。そして55分和田が貴重な同点シュートを決め勝負はPK戦へと持ち込まれる。PK戦では確実に決めた神楽が勝ち,先週全道大会で2勝した北門を破った。第3試合は忠和と春光台が対戦。外側からシンプルに供給する忠和に対して体を張って守る春光台という図式で前半は終える。後半はFKからチャンスをつくろうとする春光台だったがゴールを奪えず,忠和は57分伊井がペナルティエリア外からGKの頭上を越える決勝ゴールをあげ準々決勝へと勝ち名乗りをあげた。第4試合は激しい点の取り合いとなった。緑が丘が終始ボールを支配して攻撃をしかける。一方の北星は少ないチャンスを生かして攻める。鎌塚に先制点を許した緑が丘だったが,9分に早くも鷹橋がFKを直接決め同点にすると,17分,24分,38分には深川が連続してゴールを決めハットトリックを完成。北星も鎌塚がハットトリックとなるゴールを決めて追いすがるが時すでにおそく,緑が丘がベスト8に進出した。

HOME  平成16年度top

会長杯top 準決勝 決勝

グループリーグの記録

グループリーグ戦表  優秀選手