決勝
富良野東中1−0(1−0)緑が丘中 | |
得点者 | 橋本(15分)<富> |
富良野東 | GK佐藤晃 DF小林,中島基,太田 MF星,菅原,橋本,高澤佳,古田,坂下 FW高澤良 交代/FP船木,中島佑,小日向,磯江,金田 |
緑が丘 | GK前川 DF片岡,坂口,高橋史 MF西山,谷村,蝦名,川田,鷹橋 FW加藤,笹田 交代/FP真嶋,得能,斉藤,小黒,黒沼,出崎 |
主審/高木(光陽) 副審/堀(永山),添田(春光台) 第4審/目黒(神楽) | |
【戦評/則末(啓北)】 決勝は上川代表決定戦の1回戦と同じカード,初優勝をねらう富良野東と5年ぶりの優勝をねらう緑が丘の対戦となった。準決勝とメンバーを大きく入れ替えてきた緑が丘であるが,開始早々からチャンスをつかむ。1分MF鷹橋がミドルシュート,からくもGK佐藤晃がはじく。3分には川田のクロスから西山のシュートと,鷹橋,蝦名が中盤を組み立て,序盤からシュートを放った。富良野東は緑が丘の攻撃力を警戒して高澤良のワントップで対抗。スピードを生かして空いたスペースへ長いボールを入れ,得点をねらうが,縦にやや急ぎすぎDFに読まれてしまう。また,緑が丘SW坂口もよくカバーリングしシュート をうたせない。しかし,1点が流れを変える。15分富良野東は高澤良が右サイドを崩しセンタリング。古田がからんだこぼれ球を橋本が蹴りこんで先制した。1点を奪ったことで気持ちが前に向かうようになった富良野東は持ち味の素早いアプローチにより,前線からのプレスがはまりだし,緑が丘を押し込む。さらに中盤でタメが生まれ,MF船木から効果的なパスが前線へ出始める。高澤良も右サイドのスペースにうまく流れ,空いたスペースに橋本が飛び出しチャンスの芽を探す。DFラインも中島基を中心によく守る。緑が丘は加藤のサイドから崩そうとするが,やや呼吸が合わず決定機を得られない。 後半緑が丘は6人のメンバーを入れ替え,黒沼,出崎をツートップに配置し,反撃に出る。開始30秒には出崎が早くもシュートを放つ。さらに2分には出崎のFKから黒沼のヘッド,5分には出崎の30mのシュート,8分には出崎が左サイドを突破し折り返したところを黒沼が太ももで合わせるなど出崎,黒沼のラインで幾度となくチャンスをつかむ。斉藤が中盤に入ったことにもより,中盤でのボール支配率も高まり,攻勢に出る。13分には斉藤のロングパスから黒沼がチャンスをつかむ。しかし,ややサイドからの攻撃に物足りなさを感じた緑が丘ベンチは45分に加藤を右サイドに再投入,得能を左サイドにまわし,ワイドな攻撃をしかける。52分には加藤が右サイドで相手DFを2人突破しラストパス。黒沼がダイレクトでシュートするもののゴール上にはずれる。ロスタイムの斉藤のFKもポストをたたく。結局緑が丘の猛攻を磯江,太田,中島基がよくしのぎきり,創部6年目にして富良野地区に初めて(おそらく旭川市以外でも初めて)の優勝旗を持って帰った。 |