令和4年度上川代表決定戦

1回戦 6月8日(金)士別天塩川サッカー場 
緑が丘8−0(6−0)北 門
得点者 伊藤(1分),平間(2分,9分),木下(5分),佐藤拓(13分,25分),片岡(39分),奥山(60+1分)(緑)
緑が丘 GK那須(宮内) DF藤澤(佐藤諒),佐藤圭,高(今村) MF平間(渡辺),宮本(村上),木下(福原),佐藤拓(片岡),伊藤(高宮),西村(山下) FW奥山 
北 門 GK鈴木(佐々木春空) DF高見,横関,菊地 MF尾田(市瀬),手塚,小田桐,佐々木春留,石井,於本 FW服部(白川)
 1回戦の第1試合は第1シードの緑が丘と5位決定戦をしぶとく勝ち上がった北門の対戦となった。開始早々から緑が丘は木下,佐藤拓が中盤をフリーでボールを受けることが多く,奥山へのくさびのボール,平間へのスルーパスと北門守備陣を混乱させる。1分緑が丘はペナルティエリア内で平間がフリーでボールを受けターン。落ち着いた折り返しを伊藤がインサイドで合わせて早くも先制する。2分には木下のスルーパスに抜け出た平間がGKも抜き去って追加点をあげる。5分にも宮本が浮き球のパスをペナルティエリア内に入れると木下がGKの位置をよく見て流し込み3対0とした。攻撃し続ける緑が丘は9分,宮本が左サイドを深く進出し折り返すとゴール前に入り込んだ平間が合わせて4点差をつける。さらに13分には奥山の左サイド突破を起点にこぼれ球を拾った佐藤拓が左足で強烈なシュートを決めて5対0とする。北門はトップ下の手塚が中盤でボールをためて前線にラストパスを送るが,藤澤を中心とした守備はギャップを作らせない。そして25分には佐藤圭の縦パスに抜け出した佐藤拓がGKの動きを止めて6点目をインサイドで流し込み前半で6点のアドバンテージを握った。
後半5名の交代選手を入れた緑が丘は,左サイドの山下から中盤に効果的なパスを入れ,佐藤諒の左サイドから前半同様に押し込む。中盤では宮本,木下の配球から両サイドを広く使って攻撃する。39分緑が丘は宮本が奥山に縦パスをつけると,奥山が突破を仕掛ける,こぼれたボールを片岡が流し込んで後半の1点目をあげる。北門も佐々木春瑠が右サイドから突破を図り,緑が丘陣内に持ち込むものの,集まりの速い緑が丘守備陣は今村を中心に北門の攻撃の芽を摘む。60+1分緑が丘はバイタルエリアで相手ボールを奪った村上が奥山に預けると,奥山がフィジカルの強さを見せつけ,反転からゴールを奪い,ゴールラッシュを締めくくった。
六合5−0(0―0)富良野合同
得点者 小出(39分),有路(40分),辻村(43分)小林(55分,57分)(六)
六合 GK高橋柊 DF小林蓮,武田,峯悠,辻村瑛(岩城) MF小林健,庄司,佐藤,有路,東(井上,峯巧) FW小出
富良野合同 GK下村 DF大澤,多湖,大野,広瀬, MF菊地,橋本,村井,相田,畠山 FW石野
 上川代表決定戦1日目準決勝Bピッチ第1試合は,六合と富良野合同の対戦。前半は富良野のキックオフで開始。両チームとも4−5−1のフォーメーション。六合は小林,佐藤がゲームメイク。右サイドの東,左サイドの有路を走らせチャンスをうかがう。対する富良野はDFの固い守りから,攻撃に繋げたいが,六合の早いチェックで前線にパスが繋がらない。ともに決定機を得られないままクールリングブレイク。
17分,富良野は橋本がパスカット,石野へパスを出すも,六合峰が回収。決定機を奪う。21分,六合は小林が前線に抜け出しだ小出にスルーパスを出すも富良野GK下村がタイミングよく飛び出しクリアする。23分,富良野は畠山からFW石野へのパスを出すが六合DFがカット。決定機が得られない。26分,富良野は多湖,大澤とつないだボールを最後は大野ロングシュート。ゴール右へそれる。対する六合は28分,小林から小出につなぎシュート。前半最大のビッグチャンスをGK下村がファインセーブ。前半アディショナル2分,富良野の大野がドリブルで抜け出すがシュートまではいけずスコアレスで前半終了
六合のキックオフで後半が開始される。37分,六合は右サイドのクロスを辻村がうまくターンをしてボールをキープ。シュート体制まで持ち込むも大澤が体をぶつけ,シュートを撃たせない。39分,均衡が破れる。武田がパスインターセプトからドリブル突破。慌てて飛び出してきたDFをかわし小出へスルーパス。GKと1対1となった小出が冷静にゴールを決め先制する。40分,六合は交代した井上が左サイドからクロスを上げる。小林がワンタッチで角度を変え,有路がボレーシュート。ゴールネットを揺らし追加点をあげる。勢いにのる六合は43分,小林から出されたスルーパスを辻村が力を抜いたGKの頭を超えるループシュートで3点目。その後も勢いを緩めない六合は55分,相手のパスミスを回収した小林がドリブルで中央突破。強烈なミドルシュートを決める。さらに57分,庄司からパスを受けた小林が自身2点目を挙げる。58分,得点を奪いたい富良野は石野からパスを受けた菊地がシュートするも得点ならず。後半5点を奪った六合が準決勝にコマを進めた。
広 陵3−1(1−0)愛 宕
得点者 本間(14分,55分),佐藤(52分)(広)佐藤(33分)(愛)
警 告 梅本(愛)
広 陵 GK工藤 DF阿部,林,佐藤諒(菅野),横山(宇佐見魁) MF平野,横山,加藤,樫木(宇佐見大),中山(坂田) FW本間 (水野)  (佐々木)(秋山)(水野,坂田()
愛 宕 GK土門 DF森川(清水),田川,佐々木,丹野 MF安田(寶田,江口),平澤,大島,阿部(佐藤) FW梅本,村井 (佐藤,清水)(大田,山中)
 Aピッチの第2試合は昨年度の準決勝と同一カードとなった。序盤互いに相手陣内に早くボールを入れて,前線からのプレスを仕掛ける。開始1分には横山の入れたゴール前へのロングフィードから中山がゴールに迫るがGK土門が判断よく飛び出し事なきをえる。愛宕も長めのボールを入れて梅本を走らせるが,広陵は林を軸に1対1の強さを見せ,最終ラインを突破させない。しかしアバウトなボールを入れた愛宕は 11分,一瞬の隙をつき,梅本がスピードで広陵守備陣の綻びをついて,シュートを放つが林が懸命にゴールカバーしてCKに逃げる。広陵も平野が14分前線に放り込むと広陵FW陣がなだれ込む。苦し紛れの愛宕DFのバックパスがシュート気味にゴールに向かうが,GK土門が体でブロックして何とかクリアする。その直後今度は加藤のスルーパスから抜け出した本間がゴール左隅に正確なシュートを決めて先制する。クーリングブレーク後,愛宕は最終ラインの佐々木を中心に後方からのビルドアップに組み立て方を変える。広陵はセンターサークルの位置あたりに守備のゾーンを敷いて,そこからのショートカウンターを狙う展開に変える。しかし,丁寧な組み立てをすることで,愛宕は全体の位置が押し上がり,トップの梅本にくさびのボールが入り,大島,村井らが2列目で前を向いてプレーできるようになり,広陵守備陣のギャップを狙って,佐々木や安田がラストパスを狙う。しかし,両チーム決定的なチャンスはその後迎えられずに前半は1対0で終える。
 後半開始早々広陵は阿部の後方からのロングフィードに樫木が抜け出しシュートを放つがカバーリングした佐々木がシュートブロック。そこからのカウンターから右サイドを突破するが,林がカバーリングで防ぐ。直後本間が縦パスからゴールに迫るが再び佐々木がカバーリングで防ぐ。互いにCBが高い守備力を発揮した後,思わぬ形でゲームは動く。3分愛宕は平澤,大島とつないで逆サイドに出たボールを佐藤が右サイドからセンタリング気味にボールを入れると,高く上がったボールはゴールに吸い込まれ同点に追いつく。しかし同点に追いつかれた広陵は前線へのスピードアップを強め,本間に加え,平野もドリブルから愛宕守備陣にプレッシャーをかける。しかし,佐々木がスピードを生かして最後のところで自由にさせない。52分広陵は後方からのフィードを本間がぴたりとコントロール。後方からサポートした佐藤にボールを落とすと,佐藤がGKの頭上を破るミドルシュートを決めて再び勝ち越しに成功する。55分には相手のボールを奪った本間が25mのミドルシュートを決めて大きな3点目を奪う。佐々木を中心によく守備をした愛宕だが,終盤は本間のスピードが上回り,全得点にからむ活躍で広陵が準決勝へと進んだ。
上富良野1−1(0―0,延長1−1,PK5−4)永山
得点者 荒田(63分)(神),加藤大雅(61分)(永)
上富良野 GK大澤 DF小坂,吉河,秋田谷,河内 MF菊池,高橋暁,佐藤 FW村田,荒田,山内
永山 GK鎌田 DF加藤大誠,河野,菅原,大橋 MF村上星,橋本,川原,藤井 FW加藤大雅,原内
上代2試合目暑い中,上富良野のキックオフで前半が始まる。永山は4−4−2,上富良野は4−3−3のフォーメーション。上富良野は菊池が起点となり右サイド山内,左サイド村田,センター荒田と3人のFWへパスを散らして永山DFを揺さぶる。永山は上富良野DFラインの裏のスペースへボールを供給加藤大雅,原内が抜け出してチャンスをうかがう。15分,永山は加藤大雅が抜け出しシュートを撃つもクロスバーを越える。
22分,上富良野は山内,菊池,荒田とパスをつなぎゴール前へ迫るも永山DF加藤大誠が体を張ってシュートを撃たせない。永山GK鎌田から蹴られたボールは上富良野DFを越えゴール前へ。それに原内がタイミングよく抜け出しシュートチャンスを得るもGK大沢がクリア。29分永山は加藤大雅が右サイドをドリブル突破。低めのクロスボールはゴール前を抜け逆サイドの原内の前へ。シュートを放つも惜しくもゴール左へ逸れる。スコアレスで前半が終了。
永山のキックオフで後半が開始される。32分,永山の菅原がパスカットドリブルで前進しパスコースを探すもDFがコースを塞ぎチャンスを得られず。37分,永山は川原インターセプトから加藤大雅へのくさびを入れる,オーバーラップした4がそのボールを受け,右サイドを上がってきた川原へ。川原がクロスを入れるが,39分,上富良野は高橋から右サイド山内へサイドチェンジ。クロスを入れるも合わせられず。永山はゴール前へボールを集め,こぼれ球を得点につなげようとするが,上富良野DFも必死に守りぬく。互いに得点できず,勝負は延長戦へもつれ込む。延長前半開始早々上富良野は山内がシュートチャンスを得るもゴール右へ逸れる。61分,永山は加藤大雅がドリブルでGK1対1冷静にかわしてゴールを決める。62分,上富良野は荒田,菊池と小坂と繋ぎ小坂がロングシュート。クロスバーを越える。同点に追いつきたい上富良野は63分,佐藤からパスを受けた荒田が冷静にキーパーの動きを見て,シュート。振り出し戻す。67分上富良野は荒田,山内と繋ぎ,ラスパスを受けた菊池がシュート。惜しくもクロスバーを越える。互いに決勝点を得られないままPK戦へ。上富良野がPK戦を制し,準決勝へコマを進めた。



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