決勝(12月14日光陽中学校)
啓 北9−2(4−0)永山南
得点者 西根(2),笠原(3),干場,藤原(3)(啓)猪又,近藤(永))
啓 北 GK重綱 FP干場,保田,藤原,笠原 交替/GK長堀 FP西根,斉藤,高橋,若田,西山,片石,近藤
永山南 GK松元 FP上用,猪又,山本,藤原 交替/FP鈴木,近藤
主審:對馬(協会) 副審:谷山(協会) 3審:森(フ委) TK:佐藤博(フ委)
【戦評:大西(フ委)】 2大会連続の全道出場を目す啓北と,北門との準決勝を激闘の末勝ち上がった永山南との決勝戦が永山南のキックオフで始まった。永南は,エース山本を後ろに配置し守備を固める。対する啓北はこれまで同様のボックス型で保田・干場が守備を固める。序盤は両チームともに惜しいシュートが続く。啓北は笠原・藤原にボールを集め積極的にゴールを目指す。試合は徐々に啓北ペースとなるが,永山南GK松元の攻守により啓北の攻撃を寸断する。その中で保田が一瞬の隙を突いて中央を駆け上がり,左サイドの西根パス。西根が落ち着いて決めて1点目。続いて左サイドから笠原が決めて2点目。その後も啓北の猛攻が続く。永山南も時折前線に上がった山本にボールを預けるシュートを狙うが,啓北の厳しい守りを崩せない。選手交代の一瞬の隙を突き,右サイドをドリブルで駆け上がった笠原から干場へパス。干場がフリーで決めて3点目。キックインから西根が右足でダイレクトで合わせて4点目。前半はこのままタイムアップ。 後半は早く1点を返した永山南が立ち上がりから猛攻を仕掛ける。しかし,左サイド角度のないところから,笠原が左足でゴールを奪い5点目,永山南の出鼻をくじく。ボールを動かしシュートを狙う永山南だが,啓北の守備は堅く逆にパスカットから永山南のゴールに迫る。その中で笠原からのパスに藤原が反応し6点目。カウンターから左右にボールを動かし7点目を藤原が決める。この攻撃で動きの鈍くなった永山南に啓北はさらに猛攻を仕掛け,決定的な形をつくりシュートを放つが精度が悪く得点を重ねられない。永山南も猪俣がクリアランスをカット。豪快にシュートを決め1点を返す。続いて交替で入った選手が積極的にゴールを目指し,啓北のミスを攻撃につなげ,ゴール前の混戦から近藤が決めて2点目を奪う。流れの悪くなった啓北だが,相手ボールをカットした藤原が右サイドを駆け上がり笠原とのパス交換からシュートを決め,決定的な8点目を奪う。その後,コーナーからのボールを笠原が左足で蹴り込み9点目を決める。結局このまま試合はタイムアップ。 啓北の選手層の厚さと,ボールポゼッション,およびボールコントロール,さらに積極的にゴールを目指す姿勢を旭川地区の代表として全道大会でも発揮してほしい。また破れはしたものの,激戦を勝ち上がり決勝進出を果たした永山南中学校の健闘をたたえたい

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