平成16年度 上川代表決定戦

平成17年7月13日(水),14日(木)
旭川市富沢多目的運動広場
緑が丘8−0(3−0)美 深
得点者 成田祐(5分,7分,32分,36分,44分),片岡(19分,59分),川田(58分)〔緑〕
緑が丘 GK大橋 DF黒沼,増田,片岡,鈴木 MF北條,鷹橋,村岡,熱田 FW成田祐,深川 交替/GK松岡 FP川田,広重,金森,前川,三浦,成田洋
美 深 GK佐藤 DF八巻浩,志村,奥山 MF櫻井,八巻拓,管野,宗原,藤岡 FW下込,佐々木 交替/FP小口
主審/對馬(富良野東) 副審/目黒(神楽),丸田(啓北) 第4審/大場清(愛宕)
【戦評/森(六合】
 一回戦第1試合は旭川市を無失点で優勝した緑が丘中学校と名寄地区代表の美深中学校の対戦となった。緑が丘中は速いパス廻しと,サイドを広く使った攻撃を展開する。対する美深中は引き気味にラインを設定し,守備に人数をかけカウンターを狙っていく。試合が動いたのは5分,左CKを村岡がFW成田祐に合わせゴール右隅に先制シュートを決める。さらに2分後にはまたもや成田祐がアーリークロスに合わせて2点目をあげる。その後ゲームは緑が丘がゴールに迫るものの美深はGK佐藤を中心によく守る。CKから何度もチャンスを作る緑が丘は19分村岡の左CKに片岡が合わせて右隅にゴールを奪い3対0とする。その後も緑が丘は再三シュートを放つが,美深はよく守り前半終了。
 後半に入り,早い時間帯に点数を返したい美深はMF管野のパスカットから中央のMF藤岡に渡りシュートするも枠の外へはずれる。逆に緑が丘成田祐が素早いカウンターから冷静にGKをかわしゴール。ハットトリックを達成する。さらに4分後またもや成田祐が素早い出足でゴールキックを奪いゴール。徐々に美深中の足が止まってくる中,交替で入った選手がよく動き再三シュートを放つもゴールに至らず。50分美深中は藤岡,佐々木,管野を中心に中盤から積極的にボールを奪いに行こうとするが緑が丘DF陣の冷静な対処でシュートへは至らない。終了間際緑が丘中は,川田,片岡が2点を追加し終了。安定した試合運びで緑が丘中が初戦を制した。
永山南3−0(2−0)東 川
得点者 野島(16分),川瀬(19分,39分)〔永〕
警 告 濱市,阿部岳(永)
永山南 GK阿部陽 DF川瀬,千代,宮川 MF木村,濱市,牧野,石井克,片山 FW猪又,野島 交替/FP阿部岳,加藤,齋藤,相田,高橋将,柿野,谷本,石井隆
東 川 GK由川航 DF由川公,蔵谷,平田 MF山本,辻,市川,松井,青木 FW蝶野,馬場 交替/FP熊沢
主審/西川(聖園) 副審/谷山(北星),宮川(東陽) 第4審/阿部(附属)
【戦評/後藤(明星】
 上川代表決定戦Bコート第1試合は,5年振りの出場となる東川中と旭川市大会準優勝の永山南中の対戦となった。東川中のキックオフで始まった第1試合,序盤から永山南中のペースで流れていく。開始2分,永山南中のCK,頭で合わせるが東川DFに阻まれる。東川中のFW馬場のドリブル突破を永山南中がファウル。DF平田のFKに松井が合わせるが枠をとらえられず。永山南中もFW野島,猪又を起点に配球し,シュートに持ち込むがGK由川航の正面をつく。さらに,両サイドから切れ込むも東川の必死のディフェンス得点ならず。試合が動いたのは16分,野島が中央からドリブル突破。DF3枚をかわし,シュート。永山南中が先制する。波に乗った永山南中は18分石井のCKから松井がヘッドで合わせて2点目。東川中もロングボールを放り込みチャンスをつくるが川瀬を中心にした永山南中DF陣に阻まれなかなか得点できない。20分永山南中のファウルによりゴール前にクロスをあげ馬場に合わせるが惜しくも枠をとらえられない。前半終了間近,ゴール正面で東川中FKを得る。平田が直接シュートをねらうがGK阿部陽がコーナーに逃れ前半を終了。
 後半は,永山南中は開始早々CKを得る。ショートコーナーからクロスに川瀬が合わせるがゴール上へわずかにはずれる。永山南中はチャンスをこの後もつくり,シュートまでつなぐが得点できない。東川中は馬場につなぎ何とか得点したいが,シュートまでたどりつけず。40分永山南中のCKの川瀬がヘッドで合わせる3点目をあげる。東川中も左サイドの山本が切れ込みチャンスをつくろうとするが,得点までつなげず。そのまま試合終了。3対0で永山南中が勝利した。
北 門2−1(1−0)北 都
得点者 鈴木陸(6分,55分)〔門〕丸本(39分)〔都〕
北 都 GK上田 DF鈴木,中條,渡辺,原田 MF丸本,岡坂,圖子 FW柏柳,櫻井,工藤 交替/GK佐々木 FP山田悠,米窪,松本
北 門 GK鈴木康 DF横田,田邊,三津橋 MF高橋,熊澤,佐野,相澤,服部 FW鈴木陸,早坂 交替/FP会田,岡田
主審/高木(忠和) 副審/五十嵐(東神楽),添田(春光台) 第4審/花輪(東明)
【戦評/則末(啓北】
 1週間前の旭川市第3代表決定戦と同一カードになったこの試合。前回の対戦と同様,序盤は互いにダイレクトプレーの応酬により,中盤を省略した展開となる。FW櫻井のスペースにボールを放り込む北都がやや優勢に試合を進め,4分には櫻井のCKから柏柳がヘッドで流したところをあがっていたDF渡辺がフリーとなるが,わずかにボールが合わず得点チャンスを生かせなかった。逆に北門は最初のワンチャンスを生かし先制点を奪う。6分MF服部が右サイド深い位置で奪ったボールをMF佐野のつなぐ。佐野はするすると相手DFをかわしハーフウェー付近でセンターサークル内に位置する熊沢にパス。ノーマークでボールをうけた熊沢は丁寧なパスをゴール前にいる鈴木陸の足もとに入れると,鈴木陸は素早いターンから右足を一閃。ボールはゴール右上に突き刺さった。開始直後は良いリズムで入った北都も負けてはいない。右サイドでボールを受けた櫻井がスピードで北門DF陣を切り裂きシュート。GK鈴木康のファインセーブでかろうじてCKに逃れる。しかし,1週間前とは違い芝のピッチのため,パスワークに苦慮しない北門は次第に丁寧に中盤を組み立て始める。MF佐野にボールが集まり始め,服部とのコンビネーションから右サイドを崩して次々とチャンスを作る。北門は19分CKを熊沢がFW早坂に合わせ最後は鈴木陸が至近距離からシュートを放つがゴールバーを越える。北門は鈴木陸がボールを受けると,常にシュートチャンスをうかがう。対する北都も櫻井,工藤の2トップが前を向いてプレーできた時はスピードにのったドリブルで一気にゴール前まで到達するように,両チーム共にDFが気の抜けない好ゲームとなる。
後半は開始30秒MF柏柳のミドルシュートで幕を開ける。5分にも前線に進出した渡辺が起点となってクロスボールを入れると,GK鈴木康がパンチング。このボールを再び柏柳がダイレクトで狙うが押さえきれずにクロスバーを越える。徐々に北都がペースをつかみ始めた39分。北都はゴール正面20mの距離で得たFKを櫻井がカーブをかけてねらう。北門GK鈴木康もよく反応しはじいたものの,北都MF丸本がうまくプッシュし同点ゴールを決める。しかし北門もその直後相澤が左サイドを突破しGKと1対1になるが,交替して入ったGK佐々木が果敢に飛び出し体でブロックする。暑さのため消耗し中盤でのプレッシャーが薄れた終盤。スピードのあるドリブルについていけず,ゴール前まで迫るシーンが多くなる。25分北門は相澤からのパスを受けたDF三津橋がペナルティエリア内で倒されPKを得る。このPKを鈴木陸が左隅に決めて2対1とする。さらに58分左サイドで二人をかわして中に切れ込んだ鈴木陸が右足で強烈なシュートを放つがボールはゴールポストをたたく。ロスタイム北都はゴール正面でFKのチャンスを得,櫻井が好シュートを放つが北門GK鈴木康が横っ飛びでキャッチしピンチを防ぐ。互いにスピードのある選手を要し,ゴール前のプレーが多いスリリングな試合展開となったが,ボールコントロールに一日の長のあった北門が旭川市大会に続いて北都を破り準決勝へ駒を進めた。
上富良野1−0(0−0)士 別
得点者 堀川博(50分)〔上〕
警 告 松下(士)
上富良野 GK浦波 DF小田島,橋本,内田 MF徳武,板垣,蜷,寺尾,江良 FW坂田,堀川博 交替/FP印藤,鈴木十鳥
士 別 GK大ア DF谷,佐藤,服部 MF田中,松下,竹田,石川,市村 FW森徹,樋口 交替/FP宮本
主審/矢吹(神居東) 副審/阿部(附属),飛世(東明) 第4審/佐藤(光陽)
【戦評/鈴木(愛宕】
 気温が上昇する中Bピッチで第2試合が士別中のキックオフでスタートした。両チームとも芝のグランドにてこずる様子が見られた。攻撃の主導権を握ったのは士別中。2分ゴール左前25mの付近で得たFKをMF市村がゴール右隅を狙うが惜しくもゴールならず。5分にはハーフウェー付近でMF石川とのコンビネーションから右サイドをフリーで持ち上がった市村がDFのウラをついて決定的なパスを出すが上富良野中DFがCKに逃げる。押され気味の上富良野は7分左CKを得るがシュートには至らない。足もとを丁寧につなぎ,サイドからウラをねらう士別が優勢となる。一方劣勢を跳ね返したい気持ちからか上富良野は慌てたプレーが目立ち,攻撃も縦に単調なパスが多くなる。上富良野は14分,17分とCKを得るが精度を欠き,シュートならず。18分士別は市村がスピードのあるドリブルで右サイドをゴールに向かって切り込み強烈なシュート。GK浦波がパンチで逃げたボールを再度シュートするがDFが体を張って死守する。19分にもFW森がハーフウェー付近でワンタッチでコントロールし,右サイドを猛スピードで持ち上がりシュートするが得点ならず。21分にもゴール前の混戦からシュートを放つがGKの正面をつく。26分にはライン際から飛び出した森が無人のゴールにシュートするが,上富良野DFがすんでのところでクリアする。森,市村の突破力を生かしてシュート数で圧倒的に上回った士別だが,上富良野DFの必死の守りで得点ならず。上富良野は苦戦を強いられるが士別DFの中途半端な処理が後半のねらい目となる。
 後半に入っても士別の優位な状態は続く。39分上富良野DFが処理に手こずるところを森がさらいゴールに向かうがDFがファウル。20m付近から市村がねらうが壁に当たってゴールはならない。上富良野はカウンター気味に攻め上がるがラストパスがつながらずシュートが打てない。44分士別はセンターサークル付近で得たFKを右サイドからゴール前に上がった石川に合わせヘッドでジャストミートするが惜しくもゴール上に外れる。その後も決定的なチャンスを作るがシュートがことごとくGK浦波の正面をつく。46分にも自陣からDFのウラに出たボールに森が追いつきGKと1対1となるがゴール右にはずれる。両者疲れの見え始めた50分,中盤から士別DFのウラに出たボールに上富良野FW堀川が追いつきシュート。GKの左ワキを抜けてゴールネットを揺らす。これで息を吹き返した上富良野が優勢となる。56分にも徳武から出たパスを堀川がダイレクトシュートを放つがGK大アの正面となる。シュート数では圧倒的に上回った士別だが,ワンチャンスを生かした上富良野が勝利を手にした。

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