第1回ジュニアユース(U-14)フットサル大会

決勝
北門中学校3−2(1−1)増毛中学校
得点者 市場〔8分〕宿村〔16分,18分〕,石田〔10分〕(北),大井〔20分〕(増)
北門 GK寺本 FP岸山,鈴木陸,市場,宿村 交代/FP早坂,石田
増毛 GK堀 FP山口,菊地,大井,石田 交代/GK鈴木 FP伏見
主審/矢吹(神居東) 副審/菅原(美瑛) 第3審/河村(上富良野)
【戦評/佐藤(啓北)】 増毛中は決勝トーナメントになってからゴールを懸命に守ってきたGK堀が、正GK鈴木と交代。高いシュートに対してやや難があった増毛中のディフェンス力を上げにかかる。また攻撃では、早いアプローチからボールを奪い、大井、菊地、石田、山口4人が菱形状にうまく絡んで、積極的にシュートを狙う作戦。対する北門中の布陣は、鈴木陸、宿村を前にし岸山、市場が後ろとボックス形態をとり、縦への突破のスピード生かして得点を狙うといった作戦。両チームとも優勝に向けて全力でプレーし、スピーディーな攻防が予想される好試合となった。 増毛中のキックオフシュートで試合がスタート。スピードと1対1での力強さを見せる北門中と組織力を生かし精度の高いプレーを見せる増毛中。互いに譲らずハイスピードの展開が続く。試合開始8分、ゲームが動く。まずは北門中の速い攻撃が炸裂。北門中鈴木陸が、右側ハーフウェイラインあたりから、ドリブルで攻めあがり、左からコミュニケーションをしっかりとって上がってきた市場へラストパス。ややアプローチが遅れた増毛中ディフェンスの間隙を縫って市場がこれをダイレクトで決め、先制する。増毛中もその2分後、右コーナ付近まで駆け上がった菊地に縦パスが通り、菊地がゴール前に正確なパスを送る。これを石田が冷静に決めて同点。その後もめまぐるしく攻守が切り替わり、前半があっという間に終了する。 後半は、北門中が増毛中の速いプレスに攻め手を欠き、やや押され気味で試合が始まる。しかし後半4分、右ゴール前ではっていた北門中宿村にボールが渡り、一瞬のスキをついてターンシュート。これが鮮やかに決まり、起死回生となる。 後半5〜6分には互いのチームに決定的な場面が訪れる。増毛中はハーフウェイラインあたりにいた大井からカウンター気味にパスが出て、石田が左コーナ付近でトラップ、直ぐに中を見てフリーの菊地にセンタリング。誰もが「同点」と思ったボールは、ゴールの枠をはずしてしまう。その1分後、今度は北門中早坂が、左コーナ付近でボールをもらいセンタリング。これを宿村がしっかり決めて、明暗が分かれる結果となる。最後まであきらめない増毛中は、大井が後半8分に、北門GK寺本とディフェンダーの一瞬のスキをついてゴール前でパスカット。力強く決めて1点差までに詰め寄る。その後も押し気味に増毛中がゲームを支配するも、北門中の守りを崩せず、試合終了。 スピードを最後まで落とすことのなかった北門中が全道大会への切符を手にした。





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