全道大会情報

平成14年度
第41回北海道中学校サッカー大会

準決勝

登別緑陽中学校5−0(2−0)旭川市立緑が丘中学校
8月5日(月) 曇り 気温20度 【会場】 入江陸上競技場
【戦評/小林(緑が丘)】
  全道選抜メンバー3名を有する緑陽は序盤から、激しい攻撃をしかけてきた。緑陽10番MFの櫛引や9番FWの清水を中心にボールを左右に操り、緑が丘陣内へと素早い攻撃をしかけてきた。緑が丘も前日に引き続き、粘り強いディフェンスで応戦する。4分、緑陽は右サイドからドリブルで切れ込みセンターリング、緑が丘は落ち着いてクリアするが、ルーズボールをすかさず、9番清水が支配し,Dゾーン手前から強烈なシュートをたたき込む。その後も、トップの9番清水や11番平池にボールを集め、追加点をねらう緑陽の動きをなかなか止めることができず、緑が丘にとっては苦しい試合展開が続く。緑が丘はたまらず、ファールしてしまう場面が続き、緑陽にフリーキックのチャンスを再三にわたって与えてしまう。そして、前半終了間際、10番櫛引から、右サイドへ絶妙なパスがわたり、緑陽7番が右から中央へ切れ込み、一瞬足の止まった緑が丘のディフェンスの隙をつき、ゴール右上隅にけり込む。GK森もシュートをはじくが、一歩及ばなかった。前半を1失点におさえたかった緑が丘にとっては痛い失点であった。
 後半は、左サイドに出崎、トップに高橋を投入。さらにDF主軸白石を中盤にあげ、MF桜庭をトップにはらせる攻撃的な布陣で得点を奪取しにいく。後半開始早々、右サイドの高屋からトップ桜庭へとパスがわたり、桜庭がシュート。強烈なシュートはゴール左隅に突き刺さるかにみえたが、緑陽GKの手にわずかに触れ、ゴールポストにはじかれ、惜しくも得点にいたらなかった。その後も、リスクを背負いながらも攻撃の手をゆるめなかった緑が丘は、ボールの支配率も緑陽を上回り、40分過ぎには、桜庭・白石・高橋・曽根へと絶妙なパスを回しを展開し、シュートチャンスを得るが、ゴール右に惜しくも切れる。42分、ややバランスの崩れた緑が丘ディフェンスの間をつき、緑陽11番が中央を個人技で突破、ゴール中央へ3点目をたたき込んだ。緑が丘もなんとか1点を返そうと、右サイドからの攻撃を試みるが、得点へと結びつかない。そして、メンバーを入れ替え、勢いの出てきた緑陽は、51分そして55分に、11番と9番とのコンビネーションプレーから、9番が個人技で右さらに左へとドリブルで切り込み、ハットトリックを成し遂げる。個人技でのパワーとスピードでは優勢である緑陽に、結果的には5対0と大差でやられてしまった緑が丘であるが、リスクを背負いながらも、終了のホイッスルがなるまで、攻撃の手をゆるめなかった緑が丘の健闘は大いに評価したい。



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