準決勝 |
北門中学校4−3(0−2)富良野東中学校 | |
得点者 | 市場大(15分,19分,21分,23分)〔北〕中島佑(4分)高澤良(10分)オウンゴール(18分) |
北門 | 1st/GK寺本 FP市場靖,岸山,宿村,若狭 交替/FP石田 2nd/GK神林 FP梅津,真田,市場大,大場 |
富良野東 | 1st/GK佐藤 FP橋本,高澤良,磯江,中島佑 交替/FP坂下 2nd GK佐藤 FP菅原,船木,中島基,星 |
主審/土岐(緑が丘) 副審/矢吹(神居東) | |
【戦評/小林(緑が丘)】 準決勝第1試合は大会に入り好調さを維持している北門と富良野東の対戦となった。両チームとも素速いアプローチと速いパスワークでゲームを展開し,一進一退のゲームとなった。前半北門は,市場靖を中心としてワンタッチパスから果敢にゴールを狙うが,GK佐藤のセービングとDFの粘りになかなかゴールを割ることができない。また,富良野東も佐藤からの正確なフィードでサイドの高い位置から積極的にシュートを放つが攻撃が目に付いた。均衡が崩れたのは4分,富良野東中島佑がGK佐藤からのロングフィードを受けると巧みなコントロールで右サイドからシュート。北門GK寺本もよく反応するがボールはワキをすりぬけ静かにゴールに吸い込まれた。7分過ぎから北門の猛攻が目に付くようになったが,富良野東DFは速いアプローチでなんとか北門の攻撃を凌いだ。そして10分には左CKから高澤良が直接決め2対0とした。互いにファール数4とやや激しい展開のまま前半を終了した。 後半も前半同様,互いに速いパス回しとアプローチでゲームはスタート。北門がやや優位にゲームを展開し始める。15分北門は相手ゴール前での梅津のヒールパスを受けた市場大が合わせて1点差とする。しかし,富良野東も18分佐藤からのロングフィードがオウンゴールを誘い,突き放す。互いに点を取り合うシーソーゲームとなったが,北門の勢いはとまらない。19分市場大がGK神林からのフィードを正確にコントロールし,左サイドから切れ込んでゴール右隅に再び1点差に詰め寄るゴールを決める。さらに21分,梅津からの横パスを市場大が直接ゴール右隅に叩き込みハットトリックを完成した。こうなると完全に北門に試合の流れは傾く。そして23分市場大がこの試合4点目となる決勝ゴールを決め,エキサイティングな点の取り合いに終止符をうった。 |
緑が丘中学校0−0(0−0)<PK4−2〉啓北中学校 | |
緑が丘 | 1st/GK前川 FP高橋史,斉藤,真嶋,黒沼 交替/FP得能 2nd/GK森 FP出崎,田中,高橋星,廣富 |
啓北 | 1st/GK宍戸 FP鳥井,山岸達,高橋直,高橋洋 2nd/GK宍戸 FP六田,藤沢,田辺,藤村 交替/山岸智 |
主審/對馬(富良野東) 副審/高原(北門) | |
【戦評/則末(神居)】 準決勝第2試合はフットサルにおいても上位で対戦し均衡した好ゲームをこれまで演出してきた緑が丘と啓北の対戦となった。ディフェンスのゾーンをハーフウェー付近におき,自陣までさがってアプローチをしかける啓北の守備に対し,緑が丘はボールを完全に支配。最終ラインの2人でビルドアップしながら攻撃のタイミングをうかがう展開。そのため,静かな立ち上がりながらフットサルらしい試合展開となる。しかし,その展開もやがてしかけるタイミングをつかむことができず膠着状態へと突入する。互いにミスが出たときのみ試合は動く気配はあるものの,セーフティーなパスに終始し,膠着状態から閉塞状態へと進む。緑が丘のボールキープで時間は過ぎていく。緑が丘は何とか斉藤にボールを当てて,チャンスを作ろうとするが,啓北の高橋洋,山崎達のマークも忠実でボールを入れるタイミングをなかなかはかることができない。ボールの支配率では圧倒的に高かった緑が丘だが,啓北の術中にはまった感のある前半だった。 後半のセットになって緑が丘は高橋星,廣富を中心に積極的に仕掛け出す。特に廣富の運動量が多く,左右のスペースに流れ相手DFを引き連れる動きで啓北DFを攪乱する。14分,出崎のパスから廣富がシュートを放つがポストへ。続けざまに高橋星がシュートとリズムをつかみ出す。後半開始早々こそ藤沢,田辺がシュートを放った啓北だが緑が丘のボール支配と前線からのアプローチに次第に押される展開となる。啓北はGK宍戸からのロングフィードに六田が反応して活路を見いだそうとするが,なかなか得点チャンスを得られない。しかし,宍戸,藤村を中心としたDFもがんばり緑が丘に得点を許さない。19分には緑が丘出崎のシュートをGK宍戸がブロックする。業をにやした緑が丘は高橋星を前線にあげポストプレーから局面の打開を図る。22分には廣富が右サイドを突破し,高橋星がシュートを放つがわずかに右にはずれる。1点をあげたならば両チームともゲームの流れを変えるためにリスクをおかす展開となるのだろうがその1点が奪えなかった。結局攻めながらも相手を完全に崩すことができずPK戦での決着にゆだねられ4対2で緑が丘が勝利。ジュニアユースッフットサルに続いての2冠を目指して決勝を戦うことになったのだが・・・。 |
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