東明中1−0(0−0,延長1−0)永山南中 | |
得点者 | 大西(69分)<東> |
東明 | GK遠藤 DF遠子内,早勢,岡田 MF小川,田中,前田,佐藤,蟹谷 FW大西,坂本 交替/FP田岡 |
永山南 | GK渡部 DF中山,横溝,上田 MF河本憲,荒内,門木,石川,石井 FW星,釜口 交替/FP山内 |
主審/堀(永山) 副審/北林(東光),佐藤(啓北) 第4審/則末(神居) | |
【戦評/五十嵐(東神楽】 ジュニアユースの決勝は東明と永山南の対戦となった。どちらも上川代表決定戦に進めず,本大会にかける気迫は並々ならぬものがあった。しかし,すでに全道大会への切符を手に入れているため静かな立ち上がりとなった。5分,東明FW大西が抜け出して右足アウトサイドでシュートを打つがGK渡部のセーブに合う。7分には永山南MF石川のクロスをFW星が落としエース河本憲がダイレクトシュート。枠をとらえたがGK遠藤がはじいて逃れる。11分はショートコーナーから河本憲がシュート,ゴール右上をとらえるが東明MF佐藤が見事なカバーリングでヘッドでクリアし点を許さない。攻勢に出る永山南は14分釜口が左サイドをドリブルで突破,GKと1対1となるも最後のタッチが流れセーブされる。負けてない東明は18分にペナルティエリア左外からのFKを大西がシュート。抑えの効いたシュートであったがDFのクリアに合う。ゲームは石川,石井,河本憲らによって中盤の支配力に勝る永山南が押し気味に進める。門木の左サイドからの攻撃,荒内の迫力ある突破などでチャンスをつかむものの前半は0対0で終えた。 後半も永山南がペースを握る。33分には河本憲のCKを石川がヘッドであわせるも惜しくもポスト左へはずれる。40分過ぎから互いに足が止まり始め,個人技での突破は時折見られるものの膠着状態に入る。東明は大西を中心にチャンスを作り始める。52分には,蟹谷からのパスを大西がDFラインのウラに走ってダイレクトでシュート。ジャストミートされたボールは低い弾道でゴール右へ。得点かと思われたが,ポストを叩き,跳ね返って逆サイドのゴールラインを割る。疲れが見え始めた両チームはディフェンスに粘りがなくなり,チャンスが続けざまに訪れる。永山南は53分CKを釜口が落とし石川がシュート,しかしボールは遠藤の腕に収まる。54分には星がドリブルで中央突破。左でフリーの釜口へ丁寧なパス。釜口は落ち着いてゴール右へねらいすましたシュートをうつ。しかし,GK遠藤がすばらしい反応を見せ,これをセーブする。 試合は両チーム無得点のまま延長戦に突入する。さすがに疲労の色こく両チーム死力を尽くしての延長戦も無得点に終わりPK戦突入かと思われた69分。東明MF佐藤がルーズボールを拾いスルーパスを前線へ送る。DFラインのウラに出たこのボールに大西が反応。相手DFと競り合いながら思い切りよく右足を一閃するとボールはGKの手をかすめて左サイドネットに突き刺さるVゴール。東明が大雪ライオンズクラブ旗を初めて手にすることとなった。 |