平成14年度グランド開きU−15サッカー大会

決勝

東 明6−2(1−1)北 門
得点者 佐藤,坂本(2),遠藤(3)(東)長尾,市場(北)

東 明 GK小野 DF岡田,早瀬,小川,遠子内 MF佐藤,蟹谷,前田,大西 FW坂本,遠藤
北 門 GK寺本 DF山口,嶋田,山崎 MF林,高橋,林崎,御厩,長尾 FW木下,市場 交替/GK神林 FP笠井,石田
主審/高木(光陽),五十嵐(東神楽) 副審/五十嵐(東神楽),佐藤(当麻),北林(東光)

【戦評】久世(北都)
  試合開始から,両チームともスピードのあるFWに縦パスやアーリークロスを集め,好機をうかがう展開となる。東明は遠藤,北門は木下の縦への突破力を生かそうとするが,両チームのディフェンスの冷静な対応ではね返される。4分,北門は左サイド林のドリブル突破・センタリングから市場がボールをキープし,パスを受けた長尾がシュートを放つがゴールを外れる。その1分後,東明は大西がゴール正面約30メートルで直接フリーキックのチャンスを得るが,ゴールをねらうもののクロスバーの上を越える。その後も,北門は林崎,御厩の中央からのドリブル突破,東明は右サイド佐藤からのクロスで攻めるが得点できない。11分,北門は林崎からのパスを受けた木下が左サイドから持ちこんだボールをライン際からセンタリング,逆サイドから詰めていた長尾がシュートし,先制点をあげる。先制点を決めた北門は素早いプレスからボールを支配し始め,林,木下による左サイドからの攻撃,中央からは御厩,市場によるドリブル突破など,運動量に勝る北門のペースで試合が進行する。東明も大西の個人技による攻撃が試みられるが,北門DFのチェックにあい,チャンスを見出せないまま迎えた終了間際,東明佐藤の左からの低いライナー性のコーナーキックが直接ゴールに決まり,同点に追いつき前半を終わる。
 後半は一転して開始から点の取り合いになる。31分,東明右サイドから入ったボールを混戦の中で拾った坂本が左足で狙いすましたシュートがゴール右に決まり,東明が逆転する。しかし,その2分後,北門も左サイド長尾からのセンタリングを東明DFがクリアしたボールを北門市場がダイレクトシュートし,ゴール右に決まり,再び同点となる。その後,東明の出足が良くなり,徐々にペースを作り始めた38分,東明DF小川からのロングフィードを北門GKがクリアしようとしたボールを東明坂本が拾い冷静に決めて再逆転する。さらに,47分,ルーズボールを拾った東明坂本のシュートから得たCK。ゴール前で受けた東明大西が胸で落としたボールを遠藤が豪快にけりこみ北門を突き放す。勢いづいた東明は,大西がフリーでボールを受ける場面が多くなり,多くのチャンスを作り出す。一方,北門は前半一度負傷退場した御厩がフィールドに戻り,反撃する。しかし,東明前田からのパスを受けた遠藤が左サイドからドリブルで切れこみ,たまらず北門DFがスライディングに入り,PKとなる。このPKを東明遠藤が冷静にゴール左に決め,決定的な5点目が入る。その後,51分には東明坂本へのロングフィードを北門GKがクリアミスしたボールを東明遠藤が拾い,DFの頭上を越すシュートを決め,6点目が入り勝利を確実なものとした。両チームともスピードがあり,お互いの持ち味を生かした決勝戦となったが,攻撃力に勝る東明の勝利となった。

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