平成14年度ジュニアユースフットサル大会

準決勝
緑が丘中4−1(2−0)明星中
得点者 廣富(7分),出崎(11分),白石(14分),得能(22分)〈緑〉福屋(28分)〈明〉
緑が丘 GK森 FP出崎,廣富,白石,高橋星 交替/FP曽根,得能,富田,黒沼
明 星 GK松橋 FP田井,山崎,福屋,光永 交替/FP竹内,中屋
主審/對馬(富良野東) 副審/村山(愛宕)
【戦評/則末(神居)】 準決勝第1試合は屋外での大会から好成績をあげている緑が丘と明星と対戦となった。開始早々から緑が丘はフォアチェックで明星の攻撃の糸目をつぶす。一方の明星は自陣ペナルティーエリア前にゾーンをひき,入ってくる緑が丘オフェンスをつかまえ,そこからのカウンターアタックをねらう。しかし,カバーリングがやや遅く,緑が丘の選手にドリブルでかわされると対処に遅れ,ゴール前のフリーな選手に合わせられてしまう。緑が丘は5分の高橋星のGK肩口を抜くシュートを始め,白石がシュートチャンスをつかむ。7分緑が丘は廣富が先制のゴールを奪う。1点のリードを許した明星は前線からの積極的な守備に変えると活発な攻め合いとなる。10分には田井が左足で好シュートを放つがGK森が左手一本で倒れ込みながらストップする。前線からのアプローチによりウラがあきだした明星DFに対して緑が丘はカウンターからチャンスをつかむ。11分には出崎が相手DFを突破し右足で2点目のゴールをあげ前半を折り返す。 後半も緑が丘優勢で試合は進む。明星は疲れからかややペースダウン。緑が丘DFのアプローチとカバーリングも的確で明星は遅攻になった時には攻め手を見いだせない。しかし,前線からのチェックもできず悪循環となる。14分相手ボールをカットした白石が相手DFの背負いながらゴールに対して斜めにドリブル。明星DFを振り切り右足で強烈に3点目をあげる。廣富,出崎が果敢にゴールをねらう緑が丘に対し,明星は疲れからカウンターへのサポートも少なくなかなかチャンスを得られない。田井が何度かゴールに迫るが得点できない。緑が丘は22分得能がだめ押しの4点目を奪う。明星も23分福屋が一矢を報いるが及ばず。緑が丘が決勝へとコマを進めた。


東明中5−4(2−1)増毛中
得点者 大西(1分,3分,15分,20分),蟹谷(14分)〈東〉大井(9分,17分),古田(19分),高橋(20分)〈増〉
東 明 GK遠藤 FP大西,坂本,蟹谷,小川 交替/FP田中
増 毛 GK堀 FP宇治,高橋,菊地,古田 交替/FP大井
主審/矢部(フォルトナ) 副審/五十嵐(東神楽)
【戦評/石前(永山南)】  準決勝第2試合は2年生主体のフレッシュな増毛と今年1月の全道大会出場チーム東明との対戦となった。東明は大西を中心とした攻撃サッカー,増毛は上背はないものの全員がパス,トラップ,ボールをもらう前の動きがしっかりしているチームである。試合は両者の激しい前線からのプレスのかけ合いで始まる。激しいボールの奪い合いの中,まずは東明が先手を取る。1分に大西がミドルシュート,続いて3分クリアランスから直接頭で合わせて続けざまに2点を奪うなど,3年生主体の東明が試合の主導権を握る。しかし,自分たちの特徴を生かしたサッカーを続ける増毛は次第にリズムをつかみ出す。まずは菊地が高橋のロングパスを受け,シュートを打つも惜しくもバーにはじかれる。続いて大井DFからボールをカットし,シュートをうつもGKにはじかれる。ようやく9分増毛は菊地のパスから大井がゴールを決める。リズムをつかみかけた増毛だが,惜しくも前半が終了する。 後半も点の取り合いとなる。14分は大西のパスから蟹谷がシュートを決め東明が1点をとる。さらに15分,大西がドリブルで4対1となるシュートを決める。流れは完全に東明かと思われたが増毛が驚異的な粘りを見せる。17分古田のパスから大井がシュート。19分には古田が左サイドからのミドルシュート。そして20分には高橋のロングシュートによる連続得点でなんと同点に追いつく。しかし,この流れを断ち切ったのは大西だった。一瞬のすきををついて5対4となるゴールを決める。残り1分両者一進一退の攻防が続いたが結局タイムアップ。3年生中心の東明が決勝へとコマを進めた。敗れはしたものの増毛のこれからに期待が膨らんだ試合でもあった。


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