平成14年度イレブン杯サッカー大会

決勝

忠 和1−0(0−0)明 星
得点者 小藪(忠)
忠 和 GK本間 DF山田,沖田,星野 MF嶋村,坪山,星野,石丸,竹田,小藪 FW立崎聡,高野 交替/澤田
明 星 GK松橋 DF光永,辰巳,山崎,中尾 MF上村,門馬,田井,福屋,高畑 FW竹内 交替/丸,黒田,瀧本
主審/西川(聖園) 副審/宮川(東光),北林(東光)
【戦評/五十嵐(東神楽)】
 イレブン杯決勝は堅守の忠和と上村,福屋,松橋らトレセン選手を揃える明星の戦いとなった。序盤中盤でのボールの奪い合いが続く中,明星は上村らがアーリークロスをゴール前に放り込むが忠和の長身DFに跳ね返される。22分中盤でボールを奪った忠和は右サイドにスルーパス。これに小藪が走り込みゴールライン際をドリブル突破し,ゴールに迫るが明星DFの攻守にありシュートを打たせてもらえない。27分忠和は高野のポストプレーから小藪がスピードに乗ったドリブルで中央を突破。GKと1対1の局面を迎えるが松橋が素早い飛び出しでこれをセーブする。前半終了間際明星はMF田井が負傷のため退場,中盤でボールがつながらなくなる。ロスタイムに入りMF石丸のパスにオーバーラップしてきた沖田がゴール正面ペナルティエリアライン上からシュートを放つもGKの正面をつく。このまま前半は0対0で終え,後半を迎えることとなる。
 後半明星は,福屋のポジションをやや下げて,攻撃の起点として攻めようとする。一方の忠和は全員の守備の意識が高く,素早いアプローチで対応し得点を許さない。40分相手ペナルティエリア外でボールを奪った石丸が小藪にパス。小藪は相手DFと競り合いながら抜けだし,右足を一閃。ボールはサイドネットに突き刺さり,待望の先制点をあげる。その後互いに決定機を迎えられないまま残り10分。あせりからか集中力を欠きはじめた明星はプレーが雑になりボールがつながらなくなる。一方の忠和はすばやいボール奪取から鋭いカウンターで明星にプレッシャーをかける。55分明星はCKからのこぼれ球を瀧本ミドルシュートをうつも枠をとらえられない。終了間際の明星CK,山崎のヘディングシュートをGK本間がファインセーブすると同時にタイムアップをむかえ,堅守忠和がイレブン杯優勝を飾った。

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