旭川トレセン 活動計画
【トレーニングセンター制度とは?】
日本のユース育成の中心的役割を果たしているのが「トレセン制度:ナショナルトレーニングセンター制度」です。
「日本サッカーの強化、発展のため、将来日本代表選手となる優秀な素材を発掘し、良い環境、良い指導を与えること」を目的に始まったこの制度は、男子ではすでに 25年を経て(女子は 2005 年度より本格的整備が開始)、さまざまな変革を行いながら、組織的にも活動内容においても充実したものとなり、トレセンを経験した選手から各年代の日本代表選手の多くが選出されるようになりました。
トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標です。 世界で闘うためには、やはり「個」をもっともっと高めていかなくてはなりません。
レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況をつくることがトレセンの目的です。テクニックやフィジカルの面から、その「個」のレベルに合ったトレーニング環境を提供することは、育成年代において非常に重要な考え方です。
• ナショナルトレセン概要
「トレセン制度」の中核を形成する「ナショナルトレセン」は、各地域から選抜された選手たち により良いトレーニング環境を与える強化育成の場であるとともに、指導者のレベルアップ の場でもあります。 1996 年度より情報発信・共有化の機能を高めるために大会形式から研修会形式に変更し、 「世界」を基準に抽出された「日本サッカーの課題」から各年代に応じたテーマを設定し、そ の課題を克服するためのトレーニングやレクチャーを行っています。 また、各地域トレセン指導スタッフや、並行開催される指導者講習会に参加する指導者の 方々へ、テーマ・トレーニングキーファクターを明確に示すことにより、各地域・各都道府県ト レセンの選手たち、グラスルーツのチームの選手たちにも情報・知識が伝達されていきます。 「ナショナルトレセン」を発信源として、強化・育成のベースが構築されているのです。
(公益財団法人日本サッカー協会ホームページ《選手育成》より)
【旭川トレセンでは】
欧州やサッカー先進国では,各地域にプロクラブを頂点として,どんな選手も自分 の力量に応じたチームに所属しプレーしています。毎年,選手はゲームに出る機会を つくるためにチームを移籍しています。選手もそれを当たり前と捉える文化がそこに あり,選手がよりよく成長する環境がそこにあるのです。
旭川では,上記のような環境はなく図1のような状況です。旭川トレセンは,図2 のような環境を作り出すことで,選手の力量に応じた環境を作り出し,選手の成長を サポートしていきたいと考えています。選手に合った課題でトレーニングしたり,厳 しいゲームを経験したりすることで今よりも選手が成長し,自分のチームに戻った時 に活躍してほしいと願っています。
そのような活動を繰り返す中で,北海道を代表するような選手が出てきてほしいと も考えています。
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