第14回全日本ユース(U-15)フットサル大会 1月10日〜12日 北九州市
1次ラウンド | |||||||||
A | 長 岡 | アンフィ | 神 岡 | 浜田三 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
長岡JYFC | (北信越地域第1代表/新潟県) | ○8-4 | ○9-3 | ○8-1 | 9 | 25 | 8 | 17 | |
アンフィニMAKI.FC | (北海道地域第1代表/北海道) | ●4-8 | ●3-7 | ○1-0 | 3 | 8 | 15 | -7 | |
神岡FC ジュニアユース |
(東北地域第2代表/秋田県) | ●3-9 | ○7-3 | ○6-1 | 6 | 16 | 13 | 3 | |
浜田市立 第三中学校 |
(中国地域代表/島根県) | ●1-8 | ●0-1 | ●1-6 | 0 | 2 | 15 | -13 | |
B | 清水FC | 五十嵐 | 三津浜 | 石狩FC | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
清水FC ジュニアユース |
(東海地域第2代表/静岡県) | ○6-4 | △2-2 | ○5-3 | 7 | 13 | 9 | 4 | |
FC五十嵐 ジュニアユースA |
(北信越地域第2代表/新潟県) | ●4-6 | ○4-3 | ○5-2 | 6 | 13 | 11 | 2 | |
松山市立 三津浜中学校 |
(四国地域代表/愛媛県) | △2-2 | ●3-4 | ○9-6 | 4 | 14 | 12 | 2 | |
石狩フットボール クラブ |
(北海道地域第2代表/北海道) | ●3-5 | ●2-5 | ●6-9 | 0 | 11 | 19 | -8 | |
C | 盛 岡 | mito fc | 芦 原 | 則 松 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
SSCヴェローチェ 盛岡ジュニアユース |
(東北地域第1代表/岩手県) | ○6-4 | ○13-8 | ○14-9 | 9 | 33 | 21 | 12 | |
malva mito fc | (関東地域代表/茨城県) | ●4-6 | ○16-4 | ○15-2 | 6 | 35 | 12 | 23 | |
芦原中学校 | (北信越地域第3代表/福井県) | ●8-13 | ●4-16 | △9-9 | 1 | 21 | 38 | -17 | |
則松中学校 | (開催地代表/福岡県) | ●9-14 | ●2-15 | △9-9 | 1 | 20 | 38 | -18 | |
D | 西宮SS | 啓 北 | S都城 | 名古屋 | 勝点 | 得点 | 失点 | 得失差 | |
西宮 サッカースクール |
(関西地域代表/兵庫県) | ○5-3 | ○2-1 | ○9-4 | 9 | 16 | 8 | 8 | |
旭川市立 啓北中学校 |
(北海道地域第3代表/北海道) | ●3-5 | ○7-4 | ○5-3 | 6 | 15 | 12 | 3 | |
セレソン都城FC | (九州地域代表/宮崎県) | ●1-2 | ●4-7 | ○5-3 | 3 | 10 | 12 | -2 | |
名古屋 オーシャンズ U−15 |
(東海地域第1代表/愛知県) | ●4-9 | ●3-5 | ●3-5 | 0 | 10 | 19 | -9 | |
準決勝 | |||||||||
長岡JYFC9−6清水FCジュニアユース | |||||||||
SSCヴェローチェ盛岡ジュニアユース8−6西宮サッカースクール | |||||||||
決勝 | |||||||||
長岡JYFC9−5SSCヴェローチェ盛岡ジュニアユース |
準決勝進出はならなかったが,2勝をあげグループ2位となった旭川市立啓北中学校 |
1次ラウンド第1戦 1月10日(土) |
旭川啓北中(北海道第3代表)3−5(0−0)西宮サッカースクール(関西地域代表/兵庫県) |
得点者 指田(16分),後藤(16分,17分,22分),帷(18分)山内(15分,22分),藤原(24分)(啓) |
啓 北GK永井 FP保田,高橋竣,山内,藤原 交代/FP藤村,干場,西根 |
西宮SS GK小部 FP帳,後藤,指田,前野 交代/FP金丸,渋谷 |
第1戦は関西地区代表の西宮サッカースクールとの対戦となった。序盤は互いに自陣に引いて相手の出方をうかがう展開となる。引かれた守備に対して崩す術のない啓北は,山内が何度かシュートチャンスをつかむが,西宮SS守備陣のブロックにあい得点には至らない。また,高橋竣のCKから藤村が何度か二アサイドに飛び込みあわやという場面を作るがわずかに合わせることができない。互いに引いた相手を崩すまでには至らず,相手ボールを奪ってからのカウンター中心の攻撃となる。序盤こそシュート数で勝っていた啓北だが,徐々に西宮SSにチャンスが多くなる。しかし,そのピンチはGK永井の好守で何とか防ぐ。また,試合開始早々は安定していなかった守備も,保田,高橋竣が粘り強いディフェンスを見せ始める。13分には西宮SS後藤に左サイドを突破されGKと1対1になる場面を作られるが,永井が冷静にシュートコースをふさいで事なきをえる。前半は0対0で折り返したが,好守の切り替えにやや問題は残った。 後半開始早々啓北は保田のキックインを受けた山内が西宮DFをかわして右45度から先制のシュートを決める。勢いづいた啓北は山内のドリブル,藤原のポストプレーからシュートチャンスをつかむが決めきれない。17分西宮前野がハーフウェー付近でループのパスを啓北守備陣の背後に落とす。一瞬ファーストDFがはっきりせず,躊躇した隙に帳が右足アウトサイドで中へトラップ。そこへの対応も遅れたため,中央から指田に豪快に蹴りこまれ同点とされる。この1点で啓北のリズムが狂いだす。すぐさま西宮SSは右サイドから指田と帳がダブルパス。その対処に啓北の守備が指田に集まったところで,ゴール前に走りこんだ帳にラストパスを通され逆転される。先制した直後の逆転劇だっただけに,啓北は頭の切り替えができず,ぴたりと足が止まりだす。さらに1分後には指田が右サイドから左に位置した前野にパス&ゴー。自陣にやや戻るようにトラップした前野は指田が動いたためにできたスペースに走りこんだ後藤にボールを戻すと,豪快なシュートをネットに突き刺し3点目をあげた。さらにその30秒後にはCKから戻したボールを後方から走りこんだ後藤にダイレクトで決められ痛い4点目を失う。ズルズルと後ろに引いてしまった守備に対して西宮SSは長い距離から強烈なシュートでゴールを狙い,啓北のアプローチの甘さもあって枠にしっかりと決められた。またワンツーを多用しながら攻める西宮SSに対応が後手後手となる。攻撃でも山内がドリブルからシュートを放つものの,いったん守備の組織を作られると攻め手がなくなってしまう。21分には右サイドでボールを奪った後藤が中央の指田へパス。指田の背後を通って逆サイドに流れた後藤に再びラストパスが通ると5点目を喫した。それでも啓北はここから気持ちを切り替え反撃に出る。22分自陣でボールを奪った山内がドリブルで右サイドを突破し強烈なシュートを決め1点を返す。さらに26分には永井のフィードを受けた山内が今度は左サイドを突破しシュートぎみのボールをゴール前に送ると,ゴール前に進出した藤原が合わせて2点差に迫る。その直後にも山内のパスを受けた高橋竣がシュートを放つが西宮GK小部の好守に阻まれる。その後も山内を中心に何とか1点を返そうとする啓北だが,西宮SSの守備陣を崩せずタイムアップ。 動いた後のスペースを有効に使い,ミドルレンジから強烈なシュートを枠に入れてくる西宮SSに対し,遅攻となったときに連動した動きがない啓北。ボールへの寄せの面でも厳しさに違いが出て,少し遅れると必ず囲んくる西宮SSの守備に対して,啓北はアプローチの遅さから失点を重ねたことが敗因となり第1戦を落としてしまった。 |
1次ラウンド第2戦 1月11日(日) |
旭川啓北中(北海道第3代表)7−4(2−1)セレソン都城(九州地域代表/宮崎県) |
得点者 山内(9分,24分,26分,27分,27分),干場(9分),高橋竣(24分)(啓)I(4分,23分,)A(21分),O・G(29分)(都) |
啓 北GK永井 FP高橋竣,保田,山内,藤村 交代/FP藤原,笠原,干場,西根,斉藤 |
第2戦を落とすと準決勝進出の可能性が全くたたれてしまう啓北だが,開始15秒で山内がシュートを放つなど幸先のよい攻めを見せる。藤村も左サイドで相手を突破し,好シュートを放つなどいいリズムでスタートしたと思われた矢先,4分相手CKに一瞬マークがずれIに先制点を奪われる。気勢をそがれた感のある失点で,ややリズムを狂わせ,相手GKのキックからの放り込みに苦しみだすが,GK永井のフィスティングや,保田,高橋竣の体を張った競り合いでなんとかしのぐ。どうにか反撃に転じたい啓北は7分,藤原のポストプレーから山内がボールを受けシュート。決まったかと思われたが,直前に藤原がファウルを受けたとの判定でノーゴールとなる。しかし,徐々にリズムをつかみ出した啓北は8分には藤原が,さらに高橋竣,山内のパス交換から最後は保田がシュートチャンスをつかみ出す。9分笠原の縦パスにスペースに走りこんだ山内が右サイドから相手DFを突破し同点ゴールをあげる。さらに30秒後相手のパスをインターセプトした干場が右サイドに進出し冷静にゴールを流し込み逆転する。その後も山内,藤村がゴールに迫るが前半は2対1で終了する。 後半も保田が最後尾でよく守備。山内の突破からシュートを放ち得点を狙うがなかなか追加点をあげられない。相手のシュートにはよく永井が反応していたが21分左CKから短くつないだパスをAがDFの間を果敢なドリブルで割って入ってプッシュ,同点ゴールをあげられる。点をとられるとリズムが崩れる癖が出,23分自陣ゴール前でボールを奪われIとGの壁パスから最後はIに逆転ゴールを許す。しかし,ここから啓北は猛攻に出る。ペナルティエリアライン上からの間接FKを山内がフェイクを入れ高橋竣に。高橋竣は中央に蹴りこんで同点とする。さらにそのキックオフから山内が相手ボールを奪いドリブル。GKの出鼻を巧みなループで逆転ゴールをあげる。さらに26分,自陣でボールを拾った山内が右サイドの藤原へパス。藤原が放ったシュートのこぼれ球を山内がプッシュして大きな5点目をあげる。さらに27分には保田から藤原と渡り最後は山内が冷静に流し込んで6点目。さらにその後には永井のフィードから藤原がターンしてシュート,こぼれ球を再度山内が押し込んで7対3とした。終了間際オウンゴールから失点したものの,終盤に連続ゴールを奪って全国大会初勝利を飾った。 |
1次ラウンド第3戦 1月11日(日) |
旭川啓北中(北海道第3代表)5−3(5−3)名古屋オーシャンズU-15(東海地域第1代表/愛知県) |
得点者 山内(0分),高橋竣(2分),藤原(2分),西根(10分),保田(14分)(啓)I(9分),B(10分,13分)(名) |
警 告 藤原,干場(啓) |
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,藤原 交代/FP藤村,笠原,干場,西根,斉藤 |
他力本願ながら勝てば準決勝への望みがつながる第3戦。対戦相手はFリーグの下部組織の名古屋オーシャンズU-15であった。開始早々から前線でプレスをかける啓北は,高橋竣の配球からポストに入った藤原にボールが収まりリズムをつかむ。開始58秒には,高橋竣が相手ペナルティエリア付近で積極果敢なチャレンジ。相手がミスパスをしたところを藤原がシュート,こぼれたところを山内が押し込んで早くも先制する。1分31秒には中盤で相手のボールを奪った高橋竣が,藤原との縦のワンツーでゴール前に進出。DFをかわして右足でゴール左上に決めて2点目のゴールをあげる。その8秒後には藤村が相手ボールを奪って短いパス,受けた藤原が左足で右上に蹴りこんで3点目をあげる。1分40秒での3点のリード。これによって,気が緩んだのかその後は,簡単なミスパスや不用意なボールロストが目立ちリズムを崩し,カウンターからピンチを招く。運動量もてき面に落ち,連動量もまったく見られず何度もGKと1対1となる場面を作られる。しかし,そこは何とかGK永井の攻守とゴールポストに何度も助けられる。これまでの試合と同じように,2ndDFがつられ,アプローチの甘さで何度もシュートを浴びる。9分12秒には自陣で不用意なドリブルを相手Iに奪われそのままシュートを決められ1点を返される。10分24秒には相手のロングシュートをGKがファンブル。そこをBにつめられ1点差に追いつかれる。しかし,10分55秒,相手のCK付近でプレスをかけた西根が,ボールを奪い相手DFを振り切って右足で蹴りこんで貴重な4点目をあげる。しかしせっかくの2点差も13分24秒,相手Iに守備陣3人が集まったところを,うまくゴール前でフリーで待つBにボールを出される。Bは一度はポストに当てるが再度蹴りこんで再び1点差に追いつかれる。しかし,この試合は追いつかれるけれども,そのたびに引き離すことができた。14分24秒には中央でボールを奪った保田が山内にパス。そのまま保田が山内を追い越したところで,山内からリターンパスが出る。保田は体制を崩しながらもゴール天井に突き刺しまたも2点差をつける。 点の取り合いとなった前半に対して後半は我慢の時間となる。名古屋はフットサルチームらしくGKも攻撃参加してパワープレーを他用し,ポゼッションから攻撃をしかける。前半同様前線から守備をしかける啓北も藤原のポストプレー,山内のドリブル突破からチャンスをつかむが,次第にGKまでこちら陣内に入って攻撃をしかける名古屋に押し込まれる。しかし,後半は高橋竣,保田,干場が粘り強い守備を見せ,またGK永井も相手のシュートをブロックし得点を許さない。山内,藤村のドリブル突破もチャンスは作るもののゴールをあげるまでにはいたらず。5対3でタイムアップ。西宮SSがセレソン都城に勝ったため2位に終わり準決勝進出はならなかった。しかし,初めての全国大会で2勝あげられたことは大きな財産となった。 最後になりますが,今回の全国大会出場に際しサッカー協会賛助会,サッカー協会その他関係者,そしてもちろん3種委員会の各チームに応援いただいたことに感謝いたします。ありがとうございました。 |