全道大会情報


第20回 北海道ユース(U-15)フットサル大会 12月6日〜7日 小樽市
 

優 勝  アンフィニMAKI.FC 
準優勝  石狩FC
第3位  旭川市立啓北中学校 
第4位  美深町立美深中学校 
 
第3位で全国大会出場を決めた旭川市立啓北中学校

啓北中(旭川地区)1−1(1−0)美深中(道北地区)
得点者 山内(5分)(啓)
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原
 第1戦はなかなかリズムにのれないまま美深の速いプレッシャーに苦しむ。前線と後方の息も合わず,なかなかくさびのボールをつなげない。逆にしっかり自陣で啓北の不用意なパスをインターセプトする美深に,切り替えの速い攻撃をされピンチを招く。何とかGK永井の積極的な守備で得点は与えない。しかし,5分過ぎ啓北は永井のフィードから山内が鋭くターンし,鮮やかに先制点を決める。 1点を奪ってややリズムに乗りだした啓北だが,なかなか追加点のチャンスをものにすることができない。保田を中心に守っていた守備だが,体力の消耗から前線の守備がきかなくなる。GK永井の攻守によってなんとか失点を防いでいたが,残り2分でカウンターから同点ゴールを許す。終盤は美深の猛攻にあい,いつ失点してもおかしくない展開だったが,GK永井の3度にわたるファインセーブで何とか引き分けで終えることができた。
神楽中(旭川地区)13−0(5−0)寿都中(小樽地区)
得点者 首藤(7),斉藤(2),小澤(2),上野,小林
神 楽 GK田中舘 FP斉藤,綿谷,谷口,首藤 交替/FP小川,小澤,寺林,小林,上野,石川
 お互い初戦となる試合。立ち上がりから早いプレスからチャンスを作る神楽。首藤のゴールで先制!その後も首藤が連続ゴール。大会前から練習してきたセットプレーもうまくはまり,斉藤,小澤が得点。神楽のペースで試合が進む。前がかりになった裏をつかれ,ピンチを招くがGK田中館が何度もファインセーブを見せる。後半も神楽のペースでゲームが進み,途中出場した上野,小林のゴールもあり大量13得点。初戦できっちり勝ち点3をものにした。
啓北中(旭川地区)3−0(2−0)北空知FC(空知地区)
得点者 山内(2分,11分),笠原(3分)(啓)
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原 交替/FP藤原,干場,藤村
 後がなくなった第2戦だが,1試合終えていたことで動きがよくなる。北空知のプレッシャーもやや甘く,前線にボールがよく入る。高橋竣,保田からくさびのボールもはいるようになり,山内,笠原の連動した動きも見られるようになる。2分には高橋竣のシュートのこぼれ球を山内が巧にGKをかわし先制点を奪う。さらにキックオフ直後には相手のボールを奪った笠原がGKもかわして無人のゴールに2点目をあげる。北空知もIを中心に攻撃をしかけるが,高橋竣,保田,そして交替ではいった干場がよく対応する。 後半も啓北のペースで試合は進む。11分には笠原のパスを受けた山内が相手GKをはずしてだめ押しの3点目のゴールをあげる。その後は啓北は藤原がチャンスを作るなどするが,追加点をあげられず。第1戦に続いてGK永井の安定したプレーが光り勝ち点3をあげた。
神楽中(旭川地区)1−4石狩FC(札幌地区)
得点者 首藤(1分)
神 楽 GK田中舘 FP斉藤,小澤,谷口,首藤 交替/FP小川,綿谷
 勝てば決勝トーナメントにぐっと近くなる一戦。開始早々首藤のゴールで先制。いい形でスタートを切る。石狩はIを中心にパスを回しチャンスを作る。神楽は速いプレスからチャンスを作る展開。しかし,技術で勝る石狩は神楽のプレッシャーにも焦ることなくしっかりボールを回す。徐々にボールは石狩が支配。細かいボール回しから何度もシュートまでいかれるが,神楽も体を張ったねばり強いDFで対応する。前半耐え続けた神楽だったが,前半残り40秒。一瞬引いてしまったところを仕掛けられ失点。1対1で前半終了。後半立て直してリズムを作ろうとしたが,開始早々石狩に追加点を許す。後半も石狩のペースで進む。神楽もカウンターからチャンスを作り,斉藤,首藤があわやという場面を迎えるが,シュートが枠を外れ,反撃も届かず。1対4で敗れ,1勝1敗で最終戦を迎えることになった。
啓北中(旭川地区)4−0(3−0)網走第三中(網走地区)
得点者 笠原(2分,10分),山内(3分),藤原(5分)(啓)
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原 交替/FP藤原
 勝てば勝ち点7となり,ほぼ決勝トーナメント進出を決められる第3戦。美深との得失点差で争う可能性もあり,できるならば大量点を奪いたい試合。開始早々から笠原が切れのある動きを見せる。保田,高橋竣,永井らの後方からのフィードを,素早いターンで何度もシュートチャンスをつかむ。2分高橋竣のパスを受けた笠原が中へ切り返しながら先制点をあげる。その1分後今度は笠原からのパスを受けた山内が追加点をあげる。笠原のワンタッチのターンを網走第三守備陣は止めることができず,その後も再三チャンスをつかむ。5分には高橋竣のパスから藤原がポストプレー。山内のシュートの跳ね返りを藤原がゲットし3点目をあげる。 後半に入っても啓北が再三再四シュートチャンスを得るが,シュートミスや相手GKの粘りのある守りにあり4点目をあげられない。美深が2点のリードを奪っているだけに,追加点をあげたかったが,10分ついに高橋竣のパスを笠原が左から合わせて4点目をあげる。Iを中心とした網走第三の攻撃は永井がこの試合でも大当たり。結局美深と勝ち点7で並びながらも得失点差で2上回り1位でグループAを勝ち抜いた。
神楽中(旭川地区)6−2(2−1)森中(函館地区)
得点者 谷口(1分),首藤(2分,8分,10分,13分),小川(13分)(神)
神 楽 GK田中舘 FP斉藤,綿谷,谷口,首藤 交替/GK田畑 FP小澤,小川
 勝ち点3同士の対戦となった神楽中対森中。勝ったチームが勝ち点6でグループ2位になるとともに,得失点差で決勝トーナメント進出も決まる。開始早々から神楽は続けざまに2点を奪う。1分谷口のシュートがバーにあたったところを自らがプッシュして先制する。さらに2分には左サイドのキックイン。谷口が短く渡したボールを首藤が左足でゴール右上に豪快に蹴りこんでリードを広げる。しかし,Hを中心とした森中のスピードには神楽も手こずる。しかし,谷口の粘り強い守りやGK田中舘の攻守でそれ以上の得点を許さない。後半も神楽はいいスタートをきる。開始30秒で首藤が抜け出し落ち着いて3点目をあげる。この1点で森中の勢いはぐっと落ちる。10分にも首藤が左足で流し込んで4点目を決める。綿谷の落ち着いた守備,斉藤の粘り強いプレー。さらに谷口,首藤のきれのあるプレーで神楽は森中を圧倒する。13分には谷口のキックインを斉藤がスルー,ウラからはいった首藤がとどめの5点目をあげる。さらに直後には首藤のシュートがポストにあたるところを小川がつめて6点目を奪う。終了間際に1点を返されるが,GK田中舘の攻守もあって森中の攻撃をストップし,見事に決勝トーナメントに進出。啓北中との旭川対決を実現させた。
準々決勝
啓北中7−4(4−2)神楽中
得点者 山内(2分,14分,18分),笠原(3分,4分,7分,17分)〔啓〕
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原 交替/FP藤原,干場,藤村,斉藤,西根
神 楽 GK田中舘 FP斉藤,綿谷,谷口,首藤 交替/FP小川
 旭川勢同士の対戦となった準々決勝。まずは序盤啓北が主導権を握る。2分啓北は高橋竣のパスから山内が相手DFをかわして先制点を奪う。3分には永井のフィードを受けた笠原が2点目。4分には,山内のFKから高橋竣とつなぎ,最後は笠原が決めて3点目を奪う。神楽も5分首藤が1点を返すが,啓北は7分GK永井のフィードから笠原が相手DF二人と競り合いながら反転し左足で4点目のゴールを奪う。しかし8分神楽も綿谷が相手のパスをカットし前線に進出,右足のトゥーキックで1点を返す。笠原,山内の攻撃陣が神楽に幾度もシュートを放つが,神楽も小澤が粘り強くディフェンスして前半が終了する。 後半は開始早々ゴール前の間接FKを得た神楽が小澤が横に流し首藤が決めて1点差に追いつく。1点を追う神楽は綿谷,首藤が鋭くゴールに迫る。さらにGK田中館もファインセーブでチームを盛り立てる。そして14分後方からのパスを受けた小澤のシュートがこぼれたところを綿谷がプッシュしてついに同点に追いつく。しかし啓北はここから再び盛り返し,永井をフィードを受けた山内が相手DF二人に囲まれながら左サイドを突破,トゥーキックでゴール右に流し込み再びリードを奪う。さらに17分には藤原のCKから笠原が中に切り返して左足で6点目。18分には保田のパスを受けた山内がとどめの7点目をあげた。かぐらの首藤がポストをたたくシュートを放つなど再三チャンスをつかんだが生かせず。啓北が神楽を振り切りベスト4に進出した。
準決勝
啓北中(旭川地区)3−3(2−2)<PK2-4>石狩FC(札幌地区)
得点者 山内(4分,13分),保田(7分)(啓)
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原 交替/FP藤原,干場,藤村
 勝てば全国が決まる準決勝。しかし,チーム戦術に勝る石狩FCに序盤は押し込まれる。クロスオーバーし,スペースをつくる石狩FCの攻撃に防戦となるが保田,高橋竣がなんとか粘り強く対処する。しかし,開始2分相手Hにドリブル突破をされ,先制点を許す。その後も石狩の鋭い攻撃は続いたがGK永井の鋭い出足で何とか得点を許さない。そしてそして4分ハーフウェーで高橋竣のパスを受けた山内が相手を背負いながら反転し,右足でドリブルシュートを決め同点に追いつく。劣勢だった啓北だがこの1点で俄然勇気づけられる。守備面では最後尾で保田が,巧みな体の入れ方で相手の攻撃を防ぐ。そして7分その保田が中央でボールを奪い右足で冷静にシュートを決め逆転する。しかし,その1分後左サイドを崩され同点に追いつかれる。試合はGK永井の攻守もあり前半はそのまま同点で終了する。 後半に入り休ませるためにメンバーを入れ替えた両チーム。啓北も藤原,藤村,干場が安定したプレーで試合を引き締める。そして13分,高橋竣のパスを受けた藤村がキープし,縦パスを送ると走り込んだ山内が右45度から強烈なシュートを決めまたしてもリードを奪う。その後は石狩FCの攻撃に苦しみながらも粘り強い守備で対応。このまま全国大会出場かと思われたが,残り30秒。カウンターからまさかの失点試合はPK戦に持ち込まれる。そしてPK戦では4対2で敗れ手中に収めたかと思われた全国行きの切符が最後の最後にこぼれた。
 
3位決定戦
啓北中(旭川地区)8−0(3−0)美深中(道北地区)
得点者 笠原(2分),山内(2分,15分),高橋竣(7分,16分),西根(17分),藤原(18分),藤村(19分)(啓)
啓 北 GK永井 FP高橋竣,保田,山内,笠原 交替/GK重綱 FP藤原,干場,藤村,西根,斉藤,高橋拓
 全国大会の3番目の切符をかけた闘いは,予選リーグ第1戦と同じ美深中との対戦となった。美深中はほぼ5人で今大会戦っていたため,疲労により運動量が低下。そこをつき前半から啓北が圧倒する。開始2分には高橋竣のパスを受けた笠原が鋭く反転し,左足で先制シュートを鮮やかに決める。その数秒後にはペナルティエリアで山内のパスを受けた高橋竣がドリブル。相手DFに倒されPKを得る。これを山内がきっちり決めて早くも2点のリードを奪う。2点のリードを奪ったことで楽になった啓北は保田,高橋竣がポゼッションしながら,笠原,山内にシュートチャンスを作り出す。そして7分には高橋竣が藤村とのワンツーから右足でゲットして3点目を奪う。 後半は3点のリードを奪った啓北が試合をコントロール。時間を有効に使いながら攻撃に出る展開。14分までにはシュートチャンスを逸していたが,15分保田のパスを受けた山内が4点目のシュートを決めてからは,全国大会に向けて啓北のゴールラッシュとなった。疲労困憊の美深に対し,矢継ぎ早にシュートを放つ。16分には相手のボールをカットした高橋竣が中央から豪快に蹴りこんで5点目。17分には保田のパスを受けた西根が6点目。さらに18分には干場のシュートのこぼれ球を藤原が流し込んで7点目。最後は干場のパスを受けた藤村が全国大会出場に華をそえる8点目を決め,ゴールラッシュを締めくくった。


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