全道大会情報


平成20年度第2回北海道カブスリーグU-15

第6節 6月21日(土) SSAP天然芝
旭川啓北中1−5(0−3)SSSジュニアユース
得点者 (16)(16分),18分,27分,(9)(50分),78分(S) 山内(60分)(啓)
啓 北 GK重綱 DF酒井,茂木,高橋竣,干場 MF藤村(高橋拓),保田,山内,西根(齋藤寿) 
FW藤原,笠原
  序盤からボール支配に勝るSSSが優位に試合を進める。オフの間にFW(10)が自由に動き回ってギャップをつく。啓北DFラインはカバーリングが足りなく,相手攻撃陣をつかまえきれない。DFラインもずるずる下げられてしまい,防戦一方となる。SSSは,サイドから啓北守備陣を崩し,(10),(9)がシュートを放つ。啓北は中盤を支配されているため,山内,保田がいい形でボールを保持できず,DF酒井からのロングフィードからしか活路を見いだせない。16分SSSは左サイドから崩し,右サイドまでボールが流れたが,上手く折り返し(16)が先制点をゲットする。18分には中央でボールを受けたFWが巧にターンしゴール左隅に蹴りこんで追加点をあげる。さらに27分にはCKから3点目を奪われる。
 後半に入ってもSSSが開始20秒でシュートを放つなど,試合の主導権を握る。そのピンチはGK重綱がかろうじてストップする。何とか反撃したい啓北は48分,藤原のポストプレーから山内がサイドチェンジ。オーバーラップした酒井のクロスが味方選手に合わず逆サイドに流れるが,左サイドに駆け上がったDF茂木が中央へと切れ込みシュートを放つが惜しくもバーの上を越える。次第に山内,保田を中心にボールがつながり始め,相手陣内に攻め込み始める啓北だが,50分SSS(9)にミドルシュートを決められ4点目を奪われる。60分啓北は,茂木のフィードから山内が相手DF守備陣の裏に抜け出し,DFをかわして左足でシュートを決め1点を返す。さらに酒井のサイドから何度かチャンスを迎えるが得点はあげられない。相手の攻撃にも高橋竣を中心に苦しみながらも対応。GK重綱の好セーブもあったが,78分5点目を奪われ格違いを見せつけられた。
SSAP人工芝
コンサドーレ旭川1−2(0−1)スプレッドイーグルFC函館 
得点者 山下(45分)(コ)
退 場 (6)(ス),成田(警告2枚)
警 告  玉田(コ) 
コンサ GK今岡 DF田中(西垣),後藤,成田,吉本(澤田) MF山下,玉田,中澤,岸本(阿羅) 
FW河原(高木),武井(石井)
 立ち上がりは押し気味に試合を進める。5分と8分にシュートチャンスがやってくるが,GK正面や枠を外れる。そして13分には,左サイドのMF山下から逆サイドの裏へ絶妙のパス。反応したMF岸本が飛び出すGKの頭越しにループシュート。先制点と思われたが,人工芝グラウンドの硬い表面に影響され,大きくワンバウンドしてバーの上を越える。互いに攻め合う展開となるが,相手CKもGK今岡が何とかパンチで逃れる。しかし,27分右サイドでボールを受けた岸本がくさびのFWに速いパスを入れるが,素早く反応した相手DFに跳ね返される。ボールはコンサ旭川陣内中央付近に飛び,慌てて反応したDFはボールに触れられず,裏へ抜ける。走り込んだ相手FWが完全にフリーで裏を取られ,先制点を許す。30分交替出場の阿羅から山下とパスが渡り,センタリングを入れるも,GKにパンチでクリアされる。こぼれ球をDF吉本が打つが,大きく枠を左に外れる。38分にも失点シーンと再現するような今岡と相手FWが1対1となる場面を作られる。しかし,今度は今岡が冷静に対応し,シュートを足でブロックして見事に防ぎ。前半は0対1で終える。
 後半は激しい攻防の応酬となる。45分,右サイドから左大外に位置していた山下の前方へパスが出る。ノーマークの山下はゴールに向かってドリブル。GKをかわすが角度のないところからのシュートを余儀なくされる。戻ってきたDFに防がれるが,ボールは再び山下の足元へ。再びシュートを放つ相手DFは思わず手で防ぎ退場となる。このPKを山下が落ち着いて決めて同点に追いつく。しかし,5分後コンサ旭川もペナルティエリア外ゴール正面で反則を犯し,2枚目の警告を受け退場者が出る。このFKをスプレッドの選手が蹴ったボールは,きれいな弧を描いたボールはゴール右角に吸い込まれる。何とか同点に追いつきたいコンサ旭川は,阿羅,山下が完全に裏を取り,GKと1対1の場面を演出するが,得点を奪えない。79分には中澤の地を這うようなクリーンショットがゴールを襲うが,ダイビングしたGKのファインセーブに同点機を失う。結局試合はこのまま終了,2対1で敗れた。 
第7節 6月28日(土) 夕張平和運動公園陸上競技場
旭川啓北中1−6(0−3)札幌ジュニアFC
得点者
警 告 山内(啓) 
啓 北 GK永井 DF酒井,茂木,高橋竣,干場 MF藤村,保田,山内(高橋拓),西根(齋藤寿) 
FW藤原,笠原
  カブスも終盤戦に入った第7節の相手は,全道フットサル2008で対戦した札幌ジュニアFCであった。スピード,フィジカルの強さに特徴のある札幌ジュニアの攻撃に序盤から手を焼く。5分には相手のエース(10)に,ゴール前で簡単にターンさせシュートを打たれる。このシュートはGK永井がかろうじて手で弾き,ポストに当たってゴールとならなかったが,不安の幕開けとなった。案の定その後も(10)のスピードを生かして走らせるボールを送る札幌ジュニアの攻撃に啓北守備陣はスタミナをロスされる。11分には安易なクリアボールを拾われ,左サイドからセンタリングを入れられると,(10)がDFと1対1となり素速くターンしながら左足で先制点を決めた。啓北の攻撃に対して札幌ジュニアは,忠実なマンマークと,後ろを向かせない厳しいアプローチで対応。啓北は全く攻撃の形が生まれない。そんな中,16分には右サイドを崩され中に放り込まれて(10)に2点目を失う。DFラインがなかなか押し上げられず,3ラインが間延びしボールを拾えない啓北。も出足で負けて跳ね返されるため,さらにラインがあげられないという悪循環。31分には中盤でボールを奪われ,一気に左サイドから崩され(12)に3点目を奪われる。
 後半は開始早々から山内が次第に前を向いてボールを扱えるようになった分,相手コートに進出しだすが,シュートには持ち込めない。守備では高橋竣が統率して高いラインコントロールをしけるようになり始め,茂木が体を張ったプレーで前半よりは形になり始める。しかし,札幌ジュニアの攻撃は続き,17分23分に相次いで失点。啓北も33分酒井が中盤でボールを奪い,そのままハーフウェー付近からドリブルで相手ゴール前まで進出し,右足で1点を返すシュートを決めるが反撃もここまで。終了間際さらに1点を失い,コンサ札幌,SSSに続いて手も足もでない完敗だった。
夕張平和運動公園第2球技場
コンサドーレ旭川6−0(1−0)札幌あいの里東中 
得点者 山下(35分,61分,74分),田中(52分),阿羅(59分),中澤(67分)
退 場 後藤(コ)
コンサ GK今岡 DF田中(澤田),後藤,石井,吉本(細岡) MF山下(高木),
玉田(小手川),中澤,阿羅 FW河原,武井(伊藤)
 前半開始から攻勢をかけるコンサ旭川イレブン。3分,左タッチライン際をドリブル突破したFW河原がセンタリング。トップスピードでゴール前へ飛び込んできた右MF阿羅が右足で合わせるが,精度が低く枠を外す。逆に6分にはゴール前でFKを取られピンチとなるが,蹴られたボールはバーの上を通過する。9分に今度はコンサ旭川のCKからDF田中がミドルシュートを放つが,惜しくもポスト外を通過する。その間相手10番選手に簡単にスピードドリブルで中央から突破されてしまうが,ボールはわずかに外れる。コンサは左サイドハーフの山下がサイドから突破してチャンスをいくつか作るが,シュートが不正確で,GKに簡単にキャッチされたり,ゴールを外れたりで,得点できない。22分と29分には(10)に再三崩され今岡の目前でフリーシュートを打たれるも,枠には決まらない。35分,CKのクリアボールを相手選手が手に当ててしまいPKをプレゼントされる。これを山下が的確にネットを揺らし,待望の先制点をあげる。
 後半は開始直後コンサDFが退場処分を受け10人となってしまう。しかし,10人になったことで,選手は危機感をもったかリズムが逆に良くなる。48分,ゴール前の混戦から山下,玉田とパスが渡りフリーシュートを放つがGKのファインプレーに弾かれる。しかし,52分,左DFに下がっていた河原がオーバーラップし早いクロスを入れる。ボールは逆サイドまで流れてしまったが,中澤が追いついたボールをファーポスト際へ高い弧を描いたクロスを上げる。これを左サイドハーフにポジションを上がっていた小粒な田中がジャンプ一番頭で押し込み2点目。59分には山下が左サイドからクロスを上げると,右サイドから上がってきた阿羅が落ち着いてシュートを決め3点目。61分はCKの処理をミスしたGKのこぼしたボールを山下が鋭く反応して4点目。途中相手にも何度かシュートチャンスを与えてしまう守備面の不安を覗かせるも,67分には中澤が決め5点目。そして,74分,途中交代出場の長身FW小手川がくさびに入り,難しい浮き球パスを振り向きざまに胸で裏へ流すと,山下がDFと競り勝ち,GKと1対1の場面となり,この日3点目となるハットトリックを完成。6対0で勝ち,2勝目をあげた。  


カブスリーグtop

全道大会top


HOME   H20top