全道大会情報


平成20年度第2回北海道カブスリーグ
U−15中体連加盟チーム参入決定戦

平成20年度カブスリーグへの参入を決めた旭川市立啓北中学校

日 程 会 場 キックオフ 対 戦
曜日
10 27 栗山ふじ 10:00 あいの里東中 VS 札苗北中
11:20 真栄中 VS 啓北中
10 28 栗山ふじ 10:00 真栄中 VS 札苗北中
11:20 啓北中 VS あいの里東中
11 4 SSAP 10:00 真栄中 VS あいの里東中
10 SSAP 14:50 啓北中 VS 札苗北中
A 真 栄 啓 北 あいの 札苗北 勝点 得点 失点 得失差
札幌真栄中 ●1-2 ●1-2 ○2-0 3 4 4 0
旭川啓北中 ○2-1 ○7-1 ○2-0 9 11 2 9
札幌あいの里東中 ○2-1 ●1-7 ○4-0 6 7 8 -1
札幌札苗北中 ●0-2 ●0-2 ●0-4 0 0 8 -8


第1戦 10月27日(土) 栗山ふじ
旭川啓北中2−1(1−1)札幌真栄中
得点者 山内(5分),笠原(40分)(啓)
警 告 藤村(啓)
啓 北 GK永井 DF酒井,高橋竣,茂木,干場 MF藤村,山内,保田,池田FW藤原,笠原 交替/FP西根
 開始早々から啓北は勢いにのって攻勢に出る。MF山内を起点にDF酒井,MF池田が両サイドでしかけてリズムをつかむ。その攻撃が5分に早くも実る。中盤でカウンターから山内が左サイドのスペースにフィード。FW藤原が相手DFと競り合いながら最後はボールを奪って,サポートした山内に戻すと,山内は左足で20mのミドルシュートをゴール右隅にたたき込み先制した。しかし,その後は真栄がF,H,Jのスピードを生かしてリズムをつかむ。啓北はFWにボールが収まらなくなり,ラインも上げられず前線と中盤にスペースが空いてしまい,厚みのある攻撃ができない。カウンターや酒井,藤村の右サイドから崩しにかかるが,真栄Iを中心とした守りにあい,シュートにはなかなかいたらない。しかし,啓北守備陣も高橋竣,茂木のCBがふんばり決定的なチャンスをつくらせず,一進一退の攻防となる。21分啓北は思わぬ失点をする。GKとDFラインの間にボールを落とされると,GKが出足よくボールに向かったもののボールは芝生を滑り相手に奪われる。センタリングされたところを合わされて同点とされる。しかし,決定的な場面は両チームとも少なく,相手の突破をねらってきた右サイドもDF干場と池田で粘り強くおさえこむ。 後半に入り,徐々に啓北の中盤が機能し始める。保田,山内がボールを拾う場面も多くなり,DFもよくサポートしポゼッションできるようになる。藤村,酒井の右サイドもボールをよく収め,サイドをえぐり出す。38分には酒井と藤村のパス交換から最後は山内がフィニッシュまでもっていくが,わずかに外れる。40分啓北は左CKを得ると,池田が判断よくショートコーナーとし,酒井にパス。酒井のクロスに笠原がファーサイドで飛び込んで鮮やかなヘッドで合わせ2対1とする。完全に中盤を支配した啓北はその後も,左に位置を変えた笠原や,右の藤村,酒井から何度もサイド攻撃をしかける。保田,山内の配球も,両サイドによく散らせる。50分には藤村のセンタリングから決定的なチャンスを得るが,中で合わせられず。56分には山内がミドルシュートを放つなど,数多くのシュートを放ったが追加点はあげられず。それでも,茂木,高橋竣のCBが相手FWにシュートまでは打たせず,2対1で第1戦を飾った。
第2戦 10月28日(日) 栗山ふじ
旭川啓北中7−1(2−0)札幌あいの里東中
得点者 藤原(16分,29分,47分),笠原(31分,55分),山内(35分),高橋竣(56分)(啓)
啓 北 GK永井 DF酒井,高橋竣,茂木,干場 MF藤村,山内,保田,池田
FW藤原,笠原 交替/FP西根,斉藤,新井
 あいの里東との第2戦は序盤から互いに攻め合う試合となった。啓北は1分DF酒井の右スペースへのフィードに,走り込んだFW笠原が切り返してファーストシュートを放つ。一方のあいの里東3分啓北DFのパスを奪ってシュートに持ち込む。啓北は山内,保田が中盤でボールを支配し,干場と池田のコンビネーションもよく,池田のスピードを生かして何度も相手の左サイドをえぐって攻撃をしかける。5分には左サイド深くえぐった池田の折り返しを笠原がボレーでねらうが惜しくもふかす。8分には保田,山内のパス交換から山内がフィニッシュする。11分にも池田の突破から山内がシュートを放つ。あいの里東は速い攻守の切り替えから,スピードにのった攻撃を見せる。中盤でボールを失うと,一気にゴール前まで攻め込まれ油断できない展開となる。とくに前線のJ,Nはクレバーなプレーで,啓北DFのマークをはずすとともに,ギャップを作り出し,何度もJがシュートチャンスを得る。また中盤ではI,Hが速い切り替えから,空いたスペースに左サイドのD,右サイドのGを次々と走らせ啓北DFを混乱させる。啓北も12分には左サイド深く進出した山内がドリブルで割って入りシュートを放つが惜しくもポストをたたく。12分啓北は幸運なかたちで先制点を奪う。相手DFのバックパスを奪ったFW藤原がゴールへ突進。落ち着いて左隅にシュートを決める。さらに18分には山内のパスから藤村がセンタリング,藤原がシュートを放つが惜しくもゴールならず。しかし,あいの里東もすぐさま反撃。23分にはNがシュート。続く攻撃ではJが左サイドを突破し啓北ゴールに迫るが,DF高橋竣が落ち着いたプレーで体を寄せ,シュートチャンスを防ぐ。29分啓北は山内と藤原のパス交換から藤原が抜け出しゴール中央に2点目となるシュートを決める。この1点で勢いに乗った啓北はロスタイムに池田が左サイドを突破し,ポストをたたくシュートをはなつ。 前半終了間際,いい形で追加点を奪った啓北は後半の開始早々,大きな1点をあげる。山内のDゾーンからのスルーパスに抜け出た笠原が右足インサイドで流し込んで3対0とする。この1点であいの里東の出鼻をくじくとともに,啓北はますます勢いに乗る。34分には池田のパスから山内がワンタッチで相手DFのウラに抜け出し4点目をあげる。43分,DFの連携ミスから相手FWに1点を奪われるが,47分DF茂木が攻撃参加から右サイドの笠原にスルーパス。笠原が突破し折り返したボールに藤原が合わせてハットトリックを完成する。攻撃の手をゆるめない啓北は55分左サイドに移った笠原を起点に藤原がゴール前でからみ,逆サイドに流れたボールをMF斉藤が折り返す。最後は笠原がGKとの1対1を冷静にけり込み6点目。56分にはオーバーラップしたDF高橋竣が山内とのワンツーリターンから抜け出し,ゴールにけり込み7点目をあげた。あいの里東の攻守の切り替えに序盤苦しんだ啓北だが,いい時間帯に得点をあげることができたため,思わぬ大差の勝利を収めることができた。
第3戦 11月10日 SSAP人工芝
旭川啓北中2−0(1−0)札幌札苗北中
得点者 藤原(20分),茂木(38分)(啓)
啓 北 GK永井 DF斉藤,酒井,高橋竣,干場 MF保田,山内,茂木,笠原 FW藤原,西根交替/GK重綱 FP藤村,池田,高橋拓,新井,若田
 カブス参入をすでに決めているため,ポジション,先発選手を若干入れ替えて臨んだ啓北だが,序盤からMF山内を中心に中盤を支配する。高橋竣,酒井のCBもボールを両サイドに散らし,高いボール支配率をもとにゲームを組み立てる。特に左サイドのDF干場と笠原,FW西根のコンビネーションがよく,干場のパスから笠原が突破,あるいは西根にくさびのボールを入れ,チャンスをねらう。しかし,ボールはポゼッションするものの,なかなかシュートまで至らなかった啓北だが,10分干場のパスを受けた笠原がドリブル突破からセンタリング,最後は山内がシュートを放つ。このシュートで突破への意識も芽生えた啓北は12分干場のスルーパスから笠原が再び抜け出し,西根がシュートを放つ。14分には高橋竣のFKからMF茂木がヘッドで狙う。さらに15分には茂木が山内とのパス交換からスルーパス。受けた保田が突破にかかるが,惜しくも相手DFのファウルに止められる。16分には保田のクロスから笠原がシュートを放つ。序盤こそ左一辺倒だった攻撃も,右サイドを活用できるようになったことで,徐々にフィニッシュやラストパスまでもっていき,リズムをつかみだす。20分啓北は,酒井からの左のオープンスペースへのロングフィードを受けた笠原がゴールライン深くまでドリブルしセンタリング。FW藤原がヘッドで合わせてついに先制点をあげる。さらにロスタイムには山内,保田のコンビネーションから藤原がシュートを放つがポストに阻まれる。 後半も啓北はサイド攻撃を軸に何度も札苗北ゴールに迫る。36分には笠原のスルーパスから藤原が抜け出し,西根があわやというシュートを放つ。札苗北もスピードのあるFWI,Jを中心に啓北ゴールに迫るが,高橋竣の読みのよいディフェンスによりシュートを打たせない。38分啓北は笠原が左サイドのスペースに走り込んだ西根にパス。西根が折り返すと中央で藤原がつぶれ役となり,ウラから走り込んだ茂木がゴールに流し込んで2点目をあげる。その後も啓北は途中出場の高橋拓らがチャンスをつかむが,追加点はあげられず。結局札苗北をシュート0に抑え込み,2対0でカブス中体連参入戦を3勝0敗の1位で終えた。


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