全道大会情報

第1回全道中学(U-13)サッカー大会 兼 JFAプレミアカップ北海道大会

10月6日〜14日 千歳,札幌

旭川市立緑が丘中学校 VS DENOVA(札幌代表)
         1−1(0−0) PK5−4
【スタート】
  GK 吉田友範   DF 館山世那 佐藤雄介 太田光貴 藤原克真
  MF 川口草太 猪川智博 横田真大 田端真一郎  FW 土田勇吾 久保輝起

【交  替】 
  FW 豊田将史   MF 國本智輝 相澤玲  GK 今多勇友

【会場】千歳青葉公園サッカー場

 秋晴れの中、緑が丘のキックオフで試合開始。立ち上がりから、緑が丘はボールを支配し、左サイドの川口と右サイドの横田を使い、DENOVA陣内へと攻め入る。しかし、6分過ぎからDENOVAは、素速いアプローチからボールを奪うと、リズムよく中盤から、前線へとボールをおくりこみ、足をいかした攻撃を展開。次第にGK吉田がボールをさわるシーンが増え始め、緑が丘陣内での攻防が続く。残り5分は、緑が丘のDF館山、佐藤がタイトなディフェンスから、ボールをインターセプトし、疲れの見え始めたDENOVA陣内へとオーバーラップし、スルーパスやクロスを送りこみ、シュートシーンを演出し、前半終了。
 後半は、前半終了間際の流れをいかし、緑が丘が攻め入る。34分には、左DF藤原からの大きなクロスに右サイドハーフの横田が反応。飛び込んで頭で合わせるが、惜しくもシュートはバーの上。38分には、右DFの佐藤が横田に縦パス。横田は足をいかしてドリブル突破。PA外中央に位置したFW久保にパス。久保がDFをかわして放ったシュートは惜しくもゴールポスト直撃。さらに39分。PA外左10m付近からのFKをFW豊田が蹴るが、GK正面。43分には、藤原からのアーリークロスを豊田が頭で合わせるが、ゴールの枠外へ。押し気味であった緑が丘だが、47分DENOVAに左サイドを突破されると、センターリング。中央に位置したFWのシュートをGK吉田は横っ飛びでさわるが、惜しくも手からこぼれてしまい、ボールはゆっくりとゴールに吸い込まれ、点数を奪われる。その後、緑が丘は、相手陣内まで攻め入るが、焦りから攻撃が単発になりシュートにまでもっていけない。このまま、終了のホイッスルがなると思われた59分。FW久保がポストプレーから前線の豊田に絶妙なパスを出す。豊田は一瞬フラットになった相手DFの裏をつき抜け出ると、飛び出してきたGKをかわし、落ち着いてシュート決め、土壇場で同点に追いつき、試合はPK戦へ。PK戦は6人目までもつれ込み、怪我で途中から出場していた相澤が最後をきっちりと決め、5対4で辛くも、初戦を突破することとなった。
 




旭川市立緑が丘中学校 VS 函館市立桐花中学校(函館代表)
         5−0(2−0) 
【スタート】
  GK 吉田友範   DF 館山世那 佐藤雄介 太田光貴 藤原克真
  MF 川口草太 猪川智博 横田真大 田端真一郎  FW 土田勇吾 久保輝起

【交  替】 
  FW 豊田将史   MF 國本智輝 相澤玲 稲尾高彬  GK 今多勇友

【会場】千歳青葉公園サッカー場

 前日に引き続き、晴天ではあるが、風が強い。緑が丘は、開始早々からボールを支配し、完全に流れを引き込む。MF猪川と田端がゲームをコントロールし、ワイドな攻撃を展開。両サイドのDF佐藤、藤原、さらに両サイドのMF横田、川口が立て続けに、ゴール前にボールを放り込む。6分には、DF佐藤がオーバーラップ、ゴールラインすれすれから低いクロスを入れると、FW久保を抑えにかかった相手DFがクリアミス。オウンゴールとなり、1点目を奪う。続く、9分にはDF藤原から左サイドを走るFW久保にスルーパス。久保がドリブルからDFをかわしクロスをあげると、中央に飛び込んできたFW土田が足であわせて2点目を奪う。その後も攻撃の手をゆるめず、函館陣内での攻防が続き、決定的なシュートを何度も放つが、全て枠外へ。追加点を奪えず、前半終了。
 後半も、開始早々から、緑が丘は函館陣内へ攻め入る。31分にはDF佐藤からパスを得たMF横田がドリブルでサイドを突破。中央に位置したFW久保にパス。DFをかわした久保はフリーでシュートを放つが、GK正面。33分にはMF猪川からのスルーパスに反応したFW豊田がフラットになったDFから抜け出し、ドリブル。たまらず飛び出したGKが25m付近で豊田に手でチャージ。イエローカードで、FKを得るも、直接ねらったシュートをGKが好セーブ。その後、一瞬の隙をつかれ、カウンター攻撃を受ける緑が丘だが、中央DFの太田、館山が堅実に相手を抑え、シュートをさせない。緑が丘のペースでゲームは進み、40分には、DF佐藤がインターセプトのボールを横田にスルーパス。横田が足をいかしてドリブル突破。DFを完全に振り切り、ゴールライン際から中央に走り込んできたFW豊田に絶妙なマイナスパスをだし3点目を奪う。更に52分には、途中出場のFW稲尾が左の川口にスルーパス。川口はドリブルで切れ込み、左からシュート。GKがはじいたところを豊田がけり込み追加点を奪う。そして57分、DF佐藤がオーバーラップからそのまま切れ込み、ドリブルシュート。DFがクリアーしたボールを横田が拾い、クロスをあげると飛び込んできた左DF藤原がヘッドであわせてだめ押しの5点目を奪い、試合終了。





旭川市立緑が丘中学校 VS SSSジュニアユース(札幌代表)
         0−1(0−0) 
【スタート】
  GK 吉田友範   DF 館山世那 佐藤雄介 太田光貴 相澤玲
  MF 藤原克真 猪川智博 横田真大 田端真一郎  FW 土田勇吾 久保輝起

【交  替】 
  FW 豊田将史   MF 國本智輝

【会場】千歳青葉公園サッカー場

 前日の雨はすっかりあがり、無風の中、準々決勝がAピッチで始まる。Bピッチでは札幌コンサとアンフィニーの好カード。立ち上がりからのSSSのリズムのよい早いパス回しと、球際の強さに翻弄され、完全にゲームはSSSのペースで展開。緑が丘は、次第に相手のパスをクリアすることが精一杯となる。SSSに決定的なシュートにまで、もってはいかせないが、緑が丘陣内での攻防が20分過ぎまで続く。その後、SSSのスピードになれてきた緑が丘は、SSS主導のゲーム展開の中ではあるが、組織としての動きを取り戻し、前半を0点で凌ぐ。
 後半は、やや疲れの見えてきたSSSに対して攻撃のチャンスをうかがう緑が丘であるが、前線へのパスの精度に欠き、ことごとくチャンスをつぶしてしまう。そして、37分には、警戒していた相手FW9番にサイドをドリブル突破されると、9番は緑が丘のカバーリングの遅れを見逃さず、そのまま切れ込み、中央から豪快にシュート。ゴール左隅にシュートを決められてしまい、大きな一点を奪われる。その後もSSSの支配率の高い中、試合が進むが、一矢報いたい緑が丘は、カウンター攻撃から場面の打開を図る。チャンスが訪れるも、やはりパスのリズムがあわず、ゴール前にボールを運ぶことができない。58分には、最後の力を振り絞った緑が丘は怒濤の攻撃を見せるが、SSSの堅いDF陣に好きにはさせてもらえず、フィニッシュまでもっていくことができず、試合終了。
 個人の力の差を見せつけられたゲームではあったが、個々にそしてチームとして大きな収穫を得た大会であった。単独の中学校チームがことごとく消えていく中、全道ベスト8まで勝ち進んだ緑が丘の選手たちの健闘に拍手を送りたい
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