平成16年度留萌地方中体連サッカー大会


3年ぶりに富良野地区を制した上富良野中学校


1回戦
富良野東3−0(1−0)富良野西
得点者 金子(10分),古田(41分),鈴木(50分)〔東〕
【戦評/藤堂(中富良野)】  第一試合は、小雨の中で行われた。スリッピーな芝に両チームともボールが足に着かず苦労していた。前半から東中が押し気味で試合を展開し、10分に東中金子が右から切れ込み先制点を挙げた。その後、西中も福永らを中心として反撃を試みるが東中赤井やGK対馬の好守により点には結びつかなかった。その後東中はセットプレーを中心に攻め、西中は速攻を仕掛けるがお互いに攻め手を欠き前半を終えた。 後半に入り、東中は金田のFKより遠藤がシュートを放つが惜しくもバーに蹴られた。西中千葉もシュートを放つが東中GK対馬に防がれた。ゲームが動いたのは41分。東中遠藤が右サイドからえぐり中央にパスを出し、それを古田が押し込み、待望の2点目を上げた。西中も、宮澤・池田らを中心に良く守り、最後まで粘り強く前線にパスを送ったが、50分に東中鈴木にキーパーの頭上を越すシュートを決められ勝敗が決した。

上富良野5−0(3−0)中富良野
得点者 堀川(10分),由利(20分,32分),武藤(25分),坂田(59分)〔上〕
【戦評/對馬(富良野東)】 第1試合に降っていた雨も上がり、グランドコンディションも回復した。上富のkick offにより、試合が開始された。開始1分には、上富由利から堀川にスルーパスが出るがオフサイド。2分にはコーナーから由利がシュートを放つが枠の外にはずれた。中富荒井もセンターからドリブルで突破を試みるが、松浦らの好守に阻まれた。試合が動いたのは10分。上富和田の左からのクロスを武藤がドリブルに持ち込み、右のセンターリングをあげ堀川がボレーで合わせ先制点を挙げた。続く14分には中盤よりドリブルで飛び出し、GK服部をかわしシュートを放つが本田の好セーブによりゴール直前でクリアされた。中富佐藤らのDF陣の粘りによりこのままゲームが進むと思われたが、20分左からのセンターリングを上富武藤がヘディングで折り返し由利がヘディングで決め試合を決定づけた。 続く25分には上富江良からのパスを武藤がドリブルで突破し3点目を決める。32分には上富原田からのボールを武藤がドリブルで抜けセンターリングをあげ由利がボレーで決める。59分には上富由利からのパスを受けた坂田が落ち着いて決めた。終始、上富の攻勢で試合が進められたが、中富ディフェンス陣の粘りが光った試合であった。

代表決定戦
上富良野2−1(1−1)富良野東
得点者 堀川(8分),由利(31分)〔上〕澤(14分)〔東〕
【戦評/西川(中富良野)】 3年連続での両校による代表決定戦となった。開始より激しい攻防が繰り広げられた。上富は由利を起点に何度もチャンスを作るが、東中のGK対馬の好守備に阻まれた。上富ペースですすんだ序盤、上富由利からのスルーパスを堀川がスライディングしながらもシュート。貴重な先制ゴールを決めた。東中はなかなかチャンスを作れないでいたが、14分には、古田から左にクロスが入れられ、澤がそのまま持ち込み意気上がる同点ゴールを決めた。20分過ぎから良く走る東中が中盤を支配し始めた。上富ラインディフェンスの裏へ東中金子が走り込み何度もチャンスを作るが後一歩およばず。上富は由利が思うようにボールをもてない分、舘尾や江良からのパスを受けた武藤が積極的に切り込もうとするが、東中赤井、柿原、阿部の粘りにあい阻まれる。お互いに好守の切り替えが早く、めまぐるしい展開で同点のまま前半は終了した。 後半開始早々、上富武藤がエリア内で倒されPK、由利が落ち着いてゴール左下に決め勝ち越した。その後、盛んに裏をねらってボールを放り込む東中に対し、上富松浦・久保が落ち着いたカバーリングで守りきった。33分東中遠藤が2人のディフェンスをかわしシュートを放つが上富GK佐々木におさえられる。46分東中遠藤が右から持ち込みセンターリング、フリーの澤がヘディングで狙うがわずかに左にはずれた。51分には東中がゴール正面のFKを得るが金田のシュートはバーの上を越えた。その後一進一退の攻防を繰り返すがお互いに得点を奪えず試合終了。 上富中が2−1で東中に競り勝ち、2年振りに優勝カップを手にした。



最優秀選手 武藤  慎 上富良野中
優秀選手 伊藤 俊秋 上富良野中
赤井 大輔 富良野東中
千葉 賢人 富良野西中
荒井  悟 中富良野中

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