決 勝
緑が丘中2−0(1−0)富良野東中 | |
得点者 | 廣富(3分20秒),出崎(18分)〈緑〉 |
緑が丘 | GK森 FP出崎,田中,廣富,鷹橋 交代/FP斉藤 |
富良野東 | GK佐藤FP菅原,高澤良,船木,橋本 交代/FP坂下,磯江 |
主審/五十嵐(東神楽) FP/矢吹(神居東) | |
【戦評/則末(啓北)】 決勝は本年度数々の決勝での戦いを演じてきた緑が丘と富良野東の対戦となった。キックオフから富良野東は勢いにのって船木,菅原が積極果敢にシュートを放つ。例年の決勝は連戦の疲れから自陣内に引いてディフェンスすることが多く,スローペースな戦いとなるのだが,富良野東が相手コートの高い位置からのプレスをかけるため,アグレッシブな戦いとなる。しかし,先制点を奪ったのは富良野東の勢いに押され気味であった緑が丘だった。3分20秒,出崎が右コーナーよりマイナスのパス。第2PK付近で田中が放ったダイレクトシュートにゴール前で廣富が合わせた。高い位置からのアプローチをかける富良野東であるが,ペナルティエリア付近でのマークがやや甘い。また,前線のプレスを突破されたときにはディフェンスの人数が足りなくなりピンチを招く。緑が丘はそのスペースをつき,廣富に収まったボールから鷹橋,出崎が何度もチャンスをつかむ。富良野東は激しく動きで緑が丘DFを振り切り,スピードにのった攻撃で再三シュートを放つ。開始早々は前線からのプレスで勢いにのった富良野東だが,徐々に運動量が落ちるにつれてキープ力に勝る緑が丘が盛り返して前半が終了した。後半も互いに攻め合う好ゲームとなる。13分22秒には富良野東船木が,13分58秒,14分3秒には緑が丘廣富がシュートチャンスを得る。富良野東はハーフタイムで体力を回復させたのか高澤良,船木らが1対1から積極的に突破を図ってシュートをねらう。富良野東のスピードに対処できなくなった緑が丘に苦しい時間帯が続く。しかし,前半同様苦しい時間帯に緑が丘は貴重な得点をあげる。交代出場の斉藤がボールキープから巧みに浮き球のパスをゴール前で待つ出崎に送ると出崎は見事なボレーシュートをたたき込み2対0とする。2点のアドバンテージを握り優位にたった緑が丘はゆとりが出てきたのか,持ち前の高い個人技を発揮し,ボールを支配する。富良野東の攻撃にも田中,出崎,GK森が対処し富良野東を完封。2年連続で全道大会への出場を決めた。 |