１回戦
富良野東中４－１（３－１）富良野西中
得点者	髙澤良(３分，６分，40分)，坂下（58分）〔東〕高橋(45分)〔西〕
【戦評/高橋（上富良野）】　前半，東中は船木を中心に組み立て，終始ボールを支配していた。対する西中は，GK山本，高畠，池田を中心に東中の攻撃に耐え，カウンター中心の攻撃を仕掛けていたが，東中のディフェンスを崩すのに手こずっていた。３分，６分に東中髙澤良がドリブルでキーパーをかわし立て続けに得点を重ねた。試合を決定づけたかのように見えたが，西中のしぶといディフェンスに阻まれ膠着状態になった。前半には西中福士がこぼれ球をシュートするが，ポストに阻まれた。40分には，東中坂下のセンターリングを髙澤良がヘディングで決め突き放しにかかるが，徐々に西中の反撃が始まり，45分西中高橋がループ気味に右サイドにシュートを決める。さらに49分には，西中関戸がＦＫを蹴るが惜しくも右にはずれた。食いさがる西中に苦しみながら，58分東中髙澤(圭)のクロスを坂下が決め，東中が１回戦を突破した。
上富良野中５－０（３－０）中富良野中
得点者	由利(４分)，舘尾(10分)，武藤(15分，50分)，松田(35分)〔上〕
【戦評/對馬（富良野東）】　上富中は，トップの由利が楔となり，村上がサイドから精度の高いセンターリングをあげるという形で，序盤から攻勢をかけ，試合を支配していた。対する，中富中はＧＫ戸村が中心となりチームをもり立て，荒井が果敢に敵陣へ切り込み対抗していた。４分上富松田からのフリーキックを由利がゴール前でさばき先制点をあげる。10分には上富村上の左側のグラウンダーのボールが入り，ゴール前での混戦の中舘尾がシュートを決める。続く15分には上富村上のコーナーキックを武藤が落ち着いて合わせて中富中を突き放した。35分にも上富村上のコーナーキックを松田がヘディングで合わせ試合の流れを決定的なものにした。中富中は，最後まであきらめずボールに食らいついたが，50分，上富舘尾からのパスを武藤がドリブルでディフェンスを振り切り５点目を決められた。
代表決定戦
富良野東中４－１（３－１）上富良野中
得点者	髙澤良(７分，29分，50分)，船木(27分)〔東〕，村上(12分)〔上〕，髙澤(29分)(50分)
【戦評/西川（中富良野）】　決勝戦は昨年と同じ組み合わせになった。上富中は，７連覇を阻まれた雪辱に燃え，１回戦から廣川を中心に非常に気持ちの乗ったよい試合を展開してきた。対する東中は，連覇をかけ，気持ちを高めて試合に臨んでいた。１回戦とは打って変わり，強い風の中での試合となった。前半，風上を選んだ東中がサイドの菅原・坂下を使って崩そうと試みるが，上富松田・廣川の好守に阻まれる。しかし，７分東中髙澤良がディフェンスの裏に出たボールに走り込み，ＧＫの頭越しにシュートを決め先制した。それに対し上富は，12分右からのクロスを村上がゴール右隅に決め同点に追いつく。一進一退の中前半が終了すると思われたが，27分東中菅原のセンターリングを船木がワントラップでゴール右隅に決め勝ち越した。29分には，髙澤良が中央に切り込み，キーパー強襲のシュートを決め，３－１で前半を折り返した。後半，風上に立った上富が攻勢をかけるが，ボールがのび東中ＧＫ佐藤にクリアされる展開が多くなった。また，由利にボールを集めたが，東中中島(基)・中島(佑)の激しいディフェンスに阻まれた。上富は，廣川・松田が何度も倒れながら，必死にディフェンスをしていたが，50分東中髙澤良が30ｍのドリブルからシュートを決め，東中が大会２連覇を達成した。

最優秀選手	中島　基樹	富良野東中学校３年
優秀選手	菅原　猛	富良野東中学校３年
	村上　昭平	上富良野中学校３年
	高橋　拓希	富良野西中学校３年
	坂本　光	中富良野中学校３年