神居東 3−2(2−0)タカルマドリード | |
得点者 | 野中,田中勇,加藤(神)田中,伊藤(タ) |
神居東 | 1st/GK田中経 FP三浦,田中,小原,野中 交代/FP桐谷 2nd/GK田中経 FP中農,斉藤,菅,加藤 |
タカル | 1st/GK小笠原 FP西,窪,吉野,岩渕 2nd/GK小笠原 FP田中,湯浅,伊藤,若井 |
主審/佐藤(啓北) 副審/谷口(OSA) | |
【戦評/大西(附属)】 3位決定戦は今大会,唯一のクラブ申請チーム,タカルマドリード(当麻FC+鷹栖中)と準決勝で惜しくも優勝した北門にPK戦で破れた神居東中との戦いとなった。神居東のキックオフで始まった前半戦は,静かな立ち上がりから試合が動いたのが2分,ゴール前の混戦から神居東3番田中からパスを受けた17番野中が押し込み(1−0)。この後,タカルマドリードは4番西(鷹栖中)がよく声を出し,粘り強い守りを見せ,長いパスを使い相手ゴール前まで迫るものの,決定的なチャンスを作れず。逆に神居東は細かいパスをつなぎ,攻め上がろうとするがタカルマドリードの早い寄せに足下のボールが落ち着かず膠着状態が続く。しかし,疲れが見え始めたタカルマドリードのディフェンスに神居東のパスがつながり始め,11番三浦が左サイド突破からシュートを放つが,タカルマドリードのGK小笠原がファインセーブ。粘りを見せていたタカルマドリードのディフェンスも神居東の波状攻撃に耐えきれず,神居東左サイド11番三浦の突破からシュートをGKがはじいたところを3番田中がつめてゴール(2−0)。その後も圧倒的な攻撃力を見せる神居東に対し,タカルマドリード4番西,7番 窪 GK小笠原が体を張った守りを見せ,前半は2−0で終了。 後半,両チームとも素早い動きでゲームも俄然白熱していく。タカルマドリードは長いパスを有効に活用し,どこからでもシュートを狙う。神居東は本大会絶好調の中農を中心に,切れのあるドリブルとパスからどこからでもシュートを狙っていくスタイル。両チームともディフェンスで素早い寄せをみせ,お互いに決定的なチャンスを作れない。試合が動いたのは13分。タカルマドリード10番伊藤の中央突破を神居東が耐えきれずファール。カップトーナメント1回戦でも決勝シュートを決めた2番田中がこのフリーキックを直接決めてゴール(2−1)。勢いを増すタカルマドリードは15分,右サイドから相手をかわして持ち込んだ10番伊藤が右隅にゴールを決めて(2−2)。同点に追いつかれた神居東は怒濤の反撃を試みる。中農のドリブル突破からのシュート,中農から斉藤,中農から菅,そして中農,斉藤,加藤とつないでのシュートがことごとく止められ,いやな雰囲気が漂い始める。それでも攻撃の手をゆるめず,タカルマドリードのゴールに迫る神居東。タカルマドリードもキーパー小笠原のファインセーブを中心に,若井(鷹栖中),湯浅らも前線からプレスをかけ必死のディフェンスを見せる。準決勝第2試合に続き延長かと思われた残り10秒。神居東中央間接フリーキックから,中農,そして加藤へラストパスが通り,加藤がディフェンスを振りきりシュート。これが決勝点となり神居東が粘るタカルマドリードを振り切りカップトーナメント3位を決めた。 クラブ申請ながら,チームの持ち味を最大限に発揮したゲームプランを見せたタカルマドリードと,よく鍛えられ,個人技能の高いタレント豊富な神居東の,それぞれの持ち味を発揮した大変素晴らしいゲームであった。 |
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