旭川地区中学新人戦サッカー大会

決 勝

明星中1−0(1−0)忠和中
得点者 竹内(明)
明 星 GK松橋 DF辰巳,光永,中尾,福屋 MF上村,田井,井上,山崎 FW竹内,杉山 交替/FP三宅,高畠,黒田,初谷
忠 和 GK本間 DF森,立崎明,星野,山田 MF坪山,沖田,竹田,石丸 FW小藪,立崎聡 交替/山本
主審/菊池(北都) 副審/高原(北門),北林(東光)
【戦評/則末(神居)】
  新人戦は固い守りで勝ち上がってきた明星と忠和の戦いとなった。ともに高い守備力を誇るだけに1点を争う試合が予想された。開始直後両チームとも互いの出方を窺い慎重なゲーム展開となる。しかし,勝敗を大きく左右すると思われた先制点はそんな静かな立ち上がり早々に生まれた。5分,左サイドでボールを受けた明星MF井上がゴール前にクロスボールを送る。このクロスがワンバウンドしながらゴール前を横切るとFW竹内が全くのフリーでヘディングシュート,ボールはゴールバーをかすめながらネットに吸い込まれ貴重な1点を奪った。忠和も11分,FW小藪が左サイドでボールを受け,ターンしながら右足でシュートを放つがGK松橋が好セーブを見せる。その後は両チームとも互いに中盤での素早いアプローチと的確なカバーリングで決定的な場面を迎えることができない。1点を追う忠和がボールキープする時間がやや長くなるが,中央からの攻撃が多くSW福屋を中心とした明星の厚いディフェンスに跳ね返される。何度か見られたMF沖田の迫力ある中央突破も2人まではかわすものの3人目に阻まれてしまう。20分明星はSW福屋が負傷退場する。守備の要の退場に主将上村をSWに下げて対応する。上村がDFラインに下がったため,明星は中盤での組み立てや前線へのパスの供給路線が絶たれ,落ち着かないボール展開となる。忠和は坪山が中盤の底でボールを奪取し,沖田,石丸らの突破から攻撃を組み立てようとするがSWに下がった明星上村がDFラインをよくカバーしチャンスの芽をつぶす。
 後半明星は福屋が復帰し,キックオフ同様のポジションとなる。忠和は32分沖田が倒されて得たFKを山田が30mの距離から直接狙う。インステップで力強く蹴られたボールは正確にゴール右上に向かうがGK松橋が反応よくフィスティングでCKに逃れる。34分にはカウンターからFW小藪が右サイドを約40mのドリブルし,中央に切れ込むが明星DFがCKに逃げる。やや中盤の運動量が落ちてきた明星が次第に忠和に押し込まれ始める。それでも42分竹内のCKを田井がヘッドで合わせたり,竹内の右サイドの突破からチャンスをつかんだりするが追加点が奪えない。45分を過ぎたあたりから互いに疲れが見え始めマンマークがルーズになり始める。そこで,明星はMF上村がディフェンスラインの前にポジションをとり,攻撃に加わろうとはせず逃げ切り体勢をとる。そのため忠和も沖田,石丸らが遠目からシュートを放つにとどまり決定機を作り出せない。気力を振り絞っての消耗戦となったが,最後まで明星のDFラインが崩されることはなく,忠和を1対0で破り士別で行われる全道大会への出場権を得た。


優勝した旭川市立明星中学校

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