準決勝
東明中４－１（３－１）忠和中
得点者 大西④（東）石丸（忠）
東 明 ＧＫ小野 ＦＰ小川，坂本，大西，岡田 交代／ＦＰ遠藤，前田，早勢
忠 和 ＧＫ本間 ＦＰ石丸，小藪，沖田，山田 交代／ＦＰ坪山，星野
主審／明田（明星） 副審／西川（聖園）
【戦評／則末（神居）】
準決勝第１試合は東明，忠和という大型チーム同士の対戦となった。キックオフ後から忠和は前線から激しいプレスをしかけボールを奪い，リズムをつかむ。東明は大西がスピードあるプレーで局面の打開を図るが攻撃が単発となる。３分忠和は沖田からのパスを受けた石丸が左足で先制点を奪う。忠和の素早いアプローチにシュートまで持ち込めない東明だったが４分相手のボールを奪った岡田が左サイドからセンターリングを送ると大西がダイレクトで合わせて同点ゴールを奪う。５分過ぎより両チームとも早い仕掛けでスピーディーなゲーム展開となる。８分東明は大西が相手ＤＦのパスをカット。至近距離から蹴りこんで２対１とする。リードを奪った東明はペースを握り徐々に忠和を押し込み始める。１１分相手ゴール前１０ｍの位置からのＦＫを大西がゴール右上に叩き込み２点のリードとする。エース沖田が封じられた忠和は攻め手が見いだせず，前半を終える。
後半忠和は反撃にでる。小藪のポストプレーを起点に沖田，山田らが前を向いてプレーできるようになりチャンスを作り出す。しかし，東明小川，岡田の粘りのあるディフェンスと大西のスピードあるカバーリングで対抗する。忠和は６分過ぎより沖田を前線のターゲットにおき懸命にシュートをねらう。しかし１１分遠藤からのパスを受けた大西が４点目となるゴールを右足で決めだめを押した。結局終わってみれば３点もの差がつく戦いとなり東明が決勝へと進んだ。
緑が丘中３－２（２－１）北門中
得点者
緑が丘 ＧＫ清川 ＦＰ白石，桜庭，曽根，瀧新 交代／ＦＰ出崎
北 門 ＧＫ神林 ＦＰ林，林崎，木下，鈴木 交代／ＦＰ高橋，御厩
主審／藤村（北星） 副審／宮越（広陵）
【戦評／則末（神居）】
準決勝第２試合は技術と組織を持ち味にした緑が丘と北門の対戦となった。開始２分緑が丘は曽根が長いドリブルから桜庭にパス。ゴール前でボールを受けた桜庭は反転し，ＧＫの肩口を抜く巧みなシュートを放ち先制点を奪う。高い技術を誇る緑が丘のペースで試合は展開し，曽根，桜庭のコンビプレーから再三チャンスを得る。６分北門は右サイドから木下がセンターリングを送ると鈴木が巧妙にスルーし前線に飛び出した林崎がダイレクトで合わせて同点とする。緑が丘も桜庭が６分ドリブルでゴールに迫るがＧＫ神林が勇敢なセーブを見せゴールを死守する。このプレーを機に北門がリズムをつかみ出す。木下のスピードあるプレーで緑が丘ゴールに迫る。攻守の切り替えも早く，運動量豊富にピッチを走りまわる。しかし９分緑が丘は白石のパスを受けた瀧新がダイレクトで折り返すと桜庭がきれいにインサイドで合わせて２対１とする。北門も懸命に反撃。１１分には木下の放ったシュートがＤＦに当たってＧＫの頭上を越えるかと思われたが清川がバックステップしながらフィスティングで逃れ，２対１のまま前半を終えた。
後半開始２０秒，白石のパスから桜庭がシュートを放つがポストをたたく。２分，緑が丘は瀧新から桜庭にパス。こぼれたボールを瀧新が左足で蹴りこんで貴重な追加点をあげる。北門は左サイドから高橋がチャンスメークするが緑が丘ＧＫ清川も判断よくプレーし，得点を許さない。それでも７分林崎がＣＫを後ろに流したところ木下が１０ｍの距離からダイレクトでゴール右上に叩き込み１点差とする。そして９分には御厩を投入，個人技から同点ゴールをねらうが緑が丘も白石を中心にディフェンス。北門の反撃及ばず緑が丘が決勝へと進んだ。